俳優・新田真剣佑の弟・眞栄田郷敦が13日、都内で行われた映画『小さな恋のうた』(2019年初夏公開)の完成報告記者会見に佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、鈴木仁、トミコクレア、世良公則、橋本光二郎監督らと参加した。


本作で俳優デビューする眞栄田は「兄からは『一回やってみたら?』と。それで背中を押してくれました。父(千葉真一)は本読みも一緒にやってくれたり、現場にも来てくれて細かいアドバイスをしてくれた」と家族の支えに感謝。

続けて「ここにいるメンバーにも支えられました。温かい現場にも恵まれ、感謝しています」と噛みしめながら「お芝居も初でギターも初。お芝居の先輩方に囲まれていたけれど、楽器のスタートラインはみな同じ。そこは負けたくないという気持ちで臨みました。時間がある時は常にギターを触っていました」とやる気をみなぎらせていた。

発表から20年経った今もなお、世代・性別を問わず愛され、歌われ続けるMONGOL800 の名曲『小さな恋のうた』をテーマにした青春映画。沖縄の小さな町を舞台に、プロデビューが決まった高校生バンドが、米軍基地内に暮らす孤独な少女のために『小さな恋のうた』を届けようとする様を描く。ボーカル担当・真栄城亮多を佐野、ドラム担当・池原航太郎を森永、ギター担当・譜久村舞を山田、亮多の親友でギター担当・譜久村慎司を眞栄田、ベース担当・新里大輝を鈴木が演じる。

佐野は「これまで半年前から作品に向けて準備をしたことはないし、本編で実際に楽器を弾いて歌うのも初挑戦。練習期間があったからこそ、バンド感が映画にも出た。実りのある濃い時間でした」と手応え十分。楽器経験はリコーダー程度だったといい「ベースを弾いて歌うのが僕の中での課題であり壁だった。でも大好きなMONGOL800さんの歌をうたうので失礼のないよう、死に物狂いでやろうと思った」と意気込みを明かした。