20日付の辞職届が大阪市議会の反対多数で不同意となり、憮然とした表情を見せる大阪市の吉村洋文市長=13日午後、大阪市北区

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 大阪府知事・市長の入れ替えダブル選(4月7日投開票)に臨むため、大阪市の吉村洋文市長が提出した20日付の辞職届について、市議会は13日の本会議で、自民、公明、共産各会派などの反対多数で不同意とした。

 吉村氏は21日告示の知事選への立候補で自動失職となる見通し。

 議場では、各会派がダブル選を見据えて主張を展開。登壇した公明の土岐恭生(やすお)幹事長は「議会での合意形成の努力をないがしろにした職責の放棄。断じて認めるわけにはいかない」と強調し、共産議員も「身勝手すぎる」と指摘。自民の黒田當士(まさし)幹事長は取材に「選挙の私物化で特に入れ替え選は延命措置以外の何ものでもない」と断じた。

 対する大阪維新の会の辻淳子議員は「大阪都構想を議会や法定協の議論だけで打ち切っていいのか」と反論。議会終了後、吉村氏は「いよいよ選挙モードに入る。都構想再挑戦について信を問いたい」と話した。

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 市議会は総額1兆8353億円の新年度予算案などを可決して閉会した。