iPhoneからイヤホンジャックが取り払われ、AirPodsなどのBluetoothヘッドホンの人気が高まっていますが、健康とライフスタイル専門のライター、マークハム・ヘイド氏は、Bluetoothの安全性はまだ保証されてないと主張しています。

Bluetoothの健康への影響ははっきりしていない?

iPhoneからイヤホンジャックがなくなったのは2016年に発表されたiPhone7以降のことで、すでに数年が経過しています。そのためAirPodsなどのBluetoothヘッドホンは安全であると思われがちですが、健康への影響はまだはっきりしていないのが実状だとヘイド氏は述べています。
 
米コロラド大学の生化学の教授ジェリー・フィリップス氏は、「私がAirPodsに関して心配していることは、外耳道にデバイスを固定することで頭の組織が高周波にさらされることだ」とコメントしています。フィリップス氏によれば、腫瘍などの細胞異常がリスクとして考えられるとのことです。
 
もちろん影響があるのはAirPodsに限らず、フィリップス氏は無線周波数を使用するすべてのテクノロジーが健康に影響を及ぼす恐れがあると述べています。
 
フィリップス氏だけでなく、40カ国・250人の研究者たちが、国際連合と世界保健機関(WHO)にBluetoothを含める非電離電磁界(non-ionizing electromagnetic field [EMF])の危険性を訴える署名にサインしています。

危険性はないと主張する研究者も

米ペンシルバニア大学のバイオエンジニアリングの教授のケニス・フォスター氏は、EMFの健康への影響に関する研究は、質がまばらであらゆる方向に議論が進んでおり、信ぴょう性がないとコメントしています。
 
フォスター氏によれば、WHOがBluethoothとワイヤレス技術に関する研究を精査した結果、国際的に定められている値以下の場合健康への被害があるという証拠は見つからなかったとのことです。
 
カルフォルニア大学バークレー校Center for Family and Community Healthのジョエル・モスコヴィッツ氏は、ワイヤードイヤホン(通常のコードつきのイヤホン)を使用することがEMFへの露出を少なくするシンプルで効果的な方法であると述べており、高まるBluetoothヘッドホンの人気に対して警鐘を鳴らしています。
 
 
Source:Markham Heid/Medium
Photo:Max Pixel
(lexi)