のびのびと好演する真木

 テレビドラマがリアルタイムで見られなくなっている現在、成功度を従来の「視聴率」だけで測ることは難しくなってきた。

 大手広告代理店では、各作品の「総制作費」と「視聴率」をもとに計算された「採算分岐点」から、コスパを換算し、さらに録画視聴の指標である「タイムシフト視聴率」などを加味して、ドラマの成否を判断している。

 本誌は、そうしたさまざまな指標のひとつで、ドラマ制作者たちのリアルな声が掲載されている極秘データを入手した。『孤独のグルメ』シリーズや、『勇者ヨシヒコ』シリーズなどの深夜ドラマが一大ブームを巻き起こしたテレビ東京のドラマを紹介する。

 2019年1月期のテレ東のドラマで評価が高いのが、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜』(毎週月曜22時00分〜)だ。

 深夜ドラマということで、事前の期待値はあまり高くなかったが、第6話までの平均視聴率は約4.62%。低予算の中で健闘している、という見方も多い。

 フジテレビのドラマ『セシルのもくろみ』で惨敗し、事務所も移籍した真木よう子が主演。テレ東でのびのびと演技に集中できているのか、好演ぶりが輝いている。

●メインキャスト:
 真木よう子、丸山隆平(関ジャニ)、西野七瀬ほか

●現場の声:
「真木さんは、スタッフの心に入り込むのが上手。たとえば、名前をちゃんと覚えたり。ただし慣れてきたのか、ときどきタメ口になって、スタッフが『あれ?』って思う瞬間も」
「西野さんは、ちょっとセリフ覚えが悪いですね」

 一方、失敗判定のドラマもある。『フルーツ宅配便』(毎週金曜24時12分〜)だ。雑誌『ビッグコミックオリジナル』で現在も連載中のマンガが原作で、風俗店を舞台にした本作。

 第8話を終えて、平均視聴率は2.37%と低迷。数字は取れなくとも、『恋のツキ』のように話題になるドラマを世に出してきた「テレ東深夜枠」だけに、期待の声もあったが……。

●メインキャスト:
 濱田岳、仲里依紗、松尾スズキほか

●現場の声」
「さすがにこの数字はキツイです……」

 ドラマ制作の現場は、スタッフのさまざまな思いが交錯しているのだ。

※数字は3月4日現在のもの