SNSに潜む“間接フォローおじさん”とは? モデル、グラドルたちから「怖い」の声

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 モデルやタレント、グラドルなどが自身の写真をSNSにアップするようになって久しい。プライベートの出来事やメディアではカットされてしまったオフショットを載せれば、既存のファンが喜ぶことはもちろん、新規の獲得にもつながる。そこで得た「いいね!」の数やフォロワー数が人気のバロメーターにもなっているだろう。

 今やインターネットに疎かった中高年でもフェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSを活用するようになった。むろん、どのようにSNSを使おうが自由だ。しかし、“ある行動”が彼女たちの一部から不審がられていることをご存知だろうか。

◆SNSに潜む“間接フォローおじさん”が不気味

「私のフォロワーではない、つまりファンではない人から、私がタグ付けされた写真に『いいね!』が連続して5回ぐらい押されまくって。それは良かったのですが……」

 そう語るのは、都内でフリーモデルとして活動する桃さん(仮名・20代)だ。彼女はポートレートを中心に、グラビアなどの撮影依頼も受けている。

 そんな桃さんが“不気味”と感じた行動は、意外にも「いいね!」だ。モデルにとって、写真に「いいね!」が押されることはありがたいことではないのか。

「その後、フォローしてくれるのかと言えば、そうではなかった。数日後、また私が写っている写真に『いいね!』が押されまくって。そのアカウントは中年のおじさんだったのですが。正直、意味がわからないというか、なんだかコワくなりましたね」(桃さん)

 一体、彼らの目的はなんなのか。いまSNS上で、こうした謎の現象が密かに起こっているらしい。桃さんだけではない。グラドルの愛さん(20代・仮名)がこう話す。

「似たようなことがありますね。彼らはなぜか、私じゃなくて、お世話になっているカメラマンさんやヘアメイクさんなどまわりのスタッフをフォローしまくっている……たとえ写っている写真に『いいね!』がされていても、私のフォロワー数が増えるわけではないから、あんまりいい気分ではないですね」(愛さん)

 マルチタレントの沙織さん(30代・仮名)も彼らが何者なのか不思議に感じているひとり。

「そういう人たち、いますいます! でも、SNSに張り付いているだけで、結局イベントを開いても現場に来るわけじゃない……どうせ会うこともないんでどうでもいいですが(笑)、どういう心理なんですかね?」(沙織さん)

 こうして複数のモデルやグラドル、タレントに話を聞いたところ、SNSで本人ではなく、カメラマンやヘアメイクなどをフォローして「いいね!」を押しまくる、“間接フォローおじさん”の存在が浮かび上がってきたのである。

◆言い分は「効率がいい」から!?

 では、“間接フォローおじさん”はなぜそのような行動をとるのか。さっそく言い分を聞いてみたい。

 2か月前にインスタグラムを始めたばかりという一般企業に勤める河原厚さん(仮名・30代後半)は、「まったく悪意はないんだけどな」と首を傾げる。 

「ほら、カメラマンとヘアメイクのアカウントって、いろんなカワイイ女のコの写真がアップされるじゃないですか。セクシー系のグラビア写真専門で投稿している方もいるから、こっちとしては効率がいいんですよ。最近知ったんだけど、ハッシュタグ自体をフォローできるんですね。これは便利。さらに幅広く写真が見れるから」(河原さん)

 気に入った女のコのファンになってイベントに足を運んだり、フォローしたりしようとは思わないのだろうか?

「そういうのは別に。もういい歳だから、追っかけとかイベントに行くのはちょっと……。特定のグラドルやモデルを応援しているわけではなくて、勝手にタイムラインに出てきた写真で『いいね!』と思ったら、とりあえず押しちゃう。たまに被写体本人から『いいね!』を返してもらえることもあるから、そんなときはうれしいですね。でも別にそれでどうこうしようとか、実際に会おうとかは思ってないんだから、別にいいんじゃないですかね?」(同上)

 特定のだれかのファンになろうとは思わない……。“間接フォローおじさん”の実態は、思いのほかドライなライトユーザーが多いのかもしれない。

 一方で、とあるグラドルのガチファンだという片山俊二さん(仮名・40代)の場合は……。

「本人がSNSやブログで出していない情報を、ほかのスタッフがあげていることもあるんです。彼女がメディアの取材や撮影の裏側でこんな表情をしているんだ、私物でこういうものを使っているんだ、とかね。ファン同士で話すときも、みんなが知らない情報をもっていると鼻が高いんですよね。彼女のことはなんでも知りたい」(片山さん)

 たとえ本人に悪気がなくとも、相手から不気味と思われてしまうことだってある。SNSを使う際は、肝に命じておこう。<取材・文/日刊SPA!取材班>