【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループBIGBANG(ビッグバン)のV.I(ヴィアイ)さんの性接待疑惑を巡り、警察が疑惑の発端となったコミュニケーションアプリ「カカオトーク」のメッセージ内容の一部を入手した。

 ソウル地方警察庁の関係者は5日、V.Iさんがカカオトークでやり取りしたメッセージの一部を入手し、分析中だと明らかにした。マスコミが報道した性接待疑惑関連の対話内容を一部確認したとしながら、内容を綿密に分析し、必要な場合はV.Iさんを再び呼び事情聴取すると説明した。

 あるインターネットメディアは先月26日、V.Iさんが投資会社「ユリホールディングス」の設立を準備中だった2015年12月にV.Iさんと同社の代表、社員がカカオトークで交わしたメッセージの内容を公開した。そこには外国人投資者への性接待をほのめかすやり取りがあった。同メディアは、V.Iさんがソウル・江南のクラブをさまざまな根回しの場として利用し、投資者への性接待も画策していたと指摘した。

 警察はこれ以前からV.Iさんが社内取締役を務めたソウルのクラブ「バーニングサン」を巡る薬物取引や性犯罪、警察との癒着などの疑惑を捜査してきたが、性接待疑惑が取り沙汰されると内偵調査に着手した。V.Iさんは翌27日、警察の捜査に協力する意向を明らかにし、同日警察で事情聴取を受けた。

 V.Iさんは聴取で、性接待疑惑に関する報道内容に出てくるカカオトークでのやり取りをしたことがなく、3年以上前のことで記憶にもないという趣旨の供述をしたという。