エ軍首脳陣は「今季は打者」と明言(時事通信フォト)

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 右肘のトミー・ジョン手術を経て、打者として復帰を目指す大谷翔平(24)。すでに打撃練習を始め、「4月中の復帰もあり得る」と報道された。一方で、懸念の声も出てきている。スポーツ紙デスクが言う。

「オフのトレーニングの成果か、大谷の体が昨年から一回り以上大きくなっているんです。特に肩周りの太さ、大胸筋の膨らみは半端じゃない。同僚のスラッガー、マイク・トラウトと比べても遜色ないほど。“打者として”の体を仕上げてきているが、一方で、肩周りに筋肉をつけすぎると“ピッチングのキレが悪くなる”と心配する声もある」

 ピッチャーの筋トレには賛否両論がある。球速アップや肘・肩の故障防止になるという肯定論もあれば、肩の可動域を狭めるという否定的な意見も根強い。日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、古川整形外科医院院長の古川泰三氏が言う。

「右肘のリハビリに筋力アップは必須です。しかし、ピッチングは指先からつま先までを連動させる全身運動なので、上半身と下半身のバランスが何より重要です。過度な筋トレはこのバランスを崩し、体の柔軟性を奪うリスクもあるので細心の注意が必要です」

 大リーグ研究家の福島良一氏は「問題ない」と見る。

「大谷の“トレーニングの師”が、2015年、2016年のオフに合同自主トレを行なったダルビッシュ有(32)です。米球界では近年、球速アップのための投手の筋トレ法が確立されてきており、ダルビッシュは造詣が深い。2人は情報交換を続けているようなので、大谷も心配はないでしょう」

 今季の打者専念への決心か、来季以降の二刀流再開の準備か。いずれにしても活躍が期待される。

※週刊ポスト2019年3月15日号