参加しなきゃよかったのに

写真拡大

 新年恒例、兵庫・西宮神社の「福男選び」。今年の「一番福」に輝いた22歳の消防士が、実は嘘つき不倫男だったことは本誌(「週刊新潮」)で報じた。今回はその後日談である。福男が逆ギレ、理不尽きわまりない文書を騙した相手に送りつけていたのだ。

 ***

【写真】“発覚”後のラインのやり取り

 昨年11月末、広島県内で消防士をつとめる福男は、広島市内の「相席屋」で出会った24歳の美女と情を交わす。そのあと二人は、毎日のように電話やラインでやりとりし、“遠距離恋愛”のはずだった。

 東京勤務の警察官、24歳で彼女ナシ。そういっていた相手が、「福男」としてテレビに映っている。広島の消防士で、22歳、妻子アリだという。

参加しなきゃよかったのに

 身分を偽られたうえに不倫だったのを知った彼女が、本誌に思いを語ったのは今年1月である。

「それで、自分のなかではひと区切りつけたつもりだったのですが……」

 と、女性が切り出した。

「記事が出たあと、あの人の上司からしつこく電話やメッセージがあったのです。もう取材を受けたりするなという内容で、“今後いい人に出会ってもうまくいかなくなるから”とか、“将来、子どもが生まれたら困るだろう”というんです」

 上司は、彼女を騙した消防士についても、

「反省しているといいながら、“いまは怒っていて、なにをするか分からない。最悪、あなたを攻撃する可能性だってある”、と。私の個人情報を持っているなんてこともいうし、正直、怖いです。脅迫だと感じています」

 そう語る彼女のもとに、2月上旬、東京の弁護士名で一通の文書が届いた。

円満に解決された?

「“合意書(案)”とありましたが、あまりに勝手な言い分ばかりなんです」

 彼女によると、文書にはこんな文言が並んでいた。

〈甲は、自身の身上経歴等を偽ったことにより、乙を深く傷つけたことを反省し、乙に対して謝罪する〉

 甲は消防士、乙は彼女である。

〈乙は、第三者に対し甲乙間の関係を開示したことにより、甲に多大な迷惑をかけたことを反省し、甲に対し謝罪する〉

 そして、こんな項目も。

〈本合意により、甲乙間の関係は円満に解決されたので、今後互いに、相手方に対し、中傷、誹謗にわたる行為その他相手方の迷惑となる一切の行為をしない〉

 まさに逆ギレ。ずいぶんと都合のいい言いぐさではないか。

「弁護士さんには、こんな内容の示談には応じられないと伝えました。文書は、あの人がしたことを棚に上げて、勝手に、私が謝ることにされています。“今後は第三者に話さない”とも書かれていて、それに違反したら違約金100万円を支払う、ともありました。サインしろといわれたって、できるわけがないですよ」

 と憤慨する彼女に対してはもちろんだが、消防士は、福男となってからも上司や弁護士にも面倒をかけ、“災い”をもたらしているわけだ。

 ちなみに、上司や弁護士にはなにを訊いても黙して語らず。平成最後の福男は、公式参加行事となっているにもかかわらず、西宮神社の節分イベントに姿を見せなかった。福男選びの歴史にも泥を塗った格好である。

「週刊新潮」2019年2月28日号 掲載