ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

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宮崎滞在最終日のロッテ戦は若手主体のメンバーで0-2で敗戦

 ソフトバンクは28日、宮崎・アイビースタジアムで「球春みやざきベースボールゲームズ」ロッテ戦を戦い、春季キャンプから続いた28日間の宮崎滞在を打ち上げた。この日は主力の多くは欠場。若手主体のメンバーで臨み、0-2で敗れた。26日からの「球春みやざきベースボールゲームズ」3試合は3連敗となった。

 この日先発した大竹は3回1安打無失点、3つの三振を奪う好投。開幕ローテ入りを狙う2年目左腕の投球に、工藤公康監督は「徐々に良くなっている。あれだけタイミングを外した投球をすれば、倉野コーチも安心して見ていられるんじゃないかな。今日は良かった」と高く評価した。

 その一方で、若手が多く並んだ打線は5安打に終わり、無得点。美間が2安打3出塁と気を吐き、指揮官が「いい働きをしてくれる。これを続けていってくれたらチャンスはある」と評する一方で、「1試合では難しいけど、チャンスはそうそうない。そういう時こそ度胸をもって振らないといけないところもある」と積極性に欠けた他の若手野手には注文をつけた。

 今季はキャンプから“走塁改革”を掲げてきた指揮官だが、「まだイマイチいけていない。アウトになってもいいからスタート切りなさいと言っているんだけど、なかなかスタートが切れていない」。3月2日から始まるオープン戦では、スッキリと試合をしてもらいたいところだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)