V.Iさん(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループBIGBANG(ビッグバン)のV.I(ヴィアイ)さんが27日、自身が設立した会社の投資者に対し性接待をしたなどの疑惑について、警察に出頭して捜査に協力する意向を明らかにした。

 V.Iさんはこの日、所属事務所のYGエンターテインメントを通じて「この1カ月間に提起された問題について、全ての方に心からおわびする」とのコメントを発表。捜査機関に自ら出頭して薬物検査に応じるとともに、疑惑の解明に向けて積極的に協力したいと述べた。

 YGの法務担当も、捜査を担当するソウル警察庁に対して同様の立場を伝える予定だという。

 同社は「徹底した警察の調査を通じて無分別なうわさの真相が一日も早く解明されるよう希望する」とし、「少しでも問題があれば、それに応じた法的処罰を甘んじて受けなければならない」と強調した。

 一方で「(疑惑が)虚偽の事実と明らかになった場合、警察への捜査要請はもちろん告訴や告発によるあらゆる法的対応を準備していく」と予告した。

 16年にV.Iさんが知人と設立した会社は薬物流通や性犯罪、警察との癒着など各種疑惑が浮上したソウルのクラブ「バーニングサン」の運営法人の株式を保有しているとされる。V.Iさんは同クラブの社内取締役を務めていた。

 バーニングサンを巡っては女性に薬物を飲ませて性的暴行を行った疑惑のほか、薬物の流通疑惑、V.Iさんがさまざまなロビー活動を行い、投資者に性接待を行おうとした疑惑などが提起されている。

 警察はV.Iさんの性接待疑惑に関して内偵調査を開始し、クラブ内での薬物の使用疑惑や警察官との癒着疑惑について調べを進めてきた。またこれらの疑惑の出発点となった、昨年11月に発生した暴行事件についても捜査を行っている。