任天堂のアメリカ法人であるNintendo of Americaの社長兼COOであり、「海外のゲームファンで知らぬ者はいない」といえるほど任天堂の顔として世界的に知名度の高いレジナルド・フィサメィ氏が、2019年4月15日をもってNintendo of Americaを退職すると発表しました。

Nintendo Of America President Reggie Fils-Aime Is Retiring

https://kotaku.com/nintendo-president-reggie-fils-aime-is-retiring-1832793123

Nintendo president Reggie Fils-Aime retires - Polygon

https://www.polygon.com/2019/2/21/18235072/nintendo-reggie-fils-aime-retires-doug-bowser-president

Nintendo of America president Reggie Fils-Aimé is retiring - The Verge

https://www.theverge.com/2019/2/21/18235073/nintendo-america-president-reggie-fils-aime-retirement-doug-bowser

レジナルド・フィサメィ氏はコーネル大学卒業後、「P&G」の略称で知られるプロクター・アンド・ギャンブルに就職。その後、ピザハットでNatinal Marketingのシニアディレクターとしての地位に就きました。それからビールで有名なギネスやケーブルテレビチャンネルのMTVの子会社、エレクトロニック・アーツなど、さまざまな会社を転々としながら経験を積んでいきました。

そして、フィサメィ氏は2003年12月に販売・マーケティング担当ヴァイス・プレジデントとして任天堂に入社し、アメリカ・カナダ・中南米における任天堂の販売とマーケティングを担当してきました。2006年にはNintendo of Americaの社長兼COOに就任。Nintendo of Americaの社長にアメリカ人が就任したのはフィサメィ氏が初めてです。

日本では岩田聡氏がNintendo Directで情報を「直接!」届けていたように、フィサメィ氏は販売・マーケティング担当ヴァイス・プレジデントだった頃から、E3などのゲームイベントで積極的に表へ出て任天堂の製品をアピールしていました。そのため、海外では岩田聡と並ぶ「任天堂の顔」として愛されていて、フィサメィ氏がステージに現れることを、ゲームファンたちはWiiの開発プロジェクト名の「Revolution」をもじって「Reggielution」と呼んでいました。



また、屈強な体形を持つフィサメィ氏は、任天堂の人気キャラクターであるドンキー・コングにもじって「レジー・コング」という愛称で呼ばれることもありました。以下の画像は岩田氏とフィサメィ氏、そして「マリオ」シリーズや「ゼルダ」シリーズの生みの親として知られる宮本茂氏が、E3に展示されていたWii用ソフト「ドンキーコング リターンズ」のブースではしゃぐ様子。



フィサメィ氏はリリースの中で「任天堂は私の心の一部をつかんで離しません」「これまで私が一緒に働いていた、信じられないほど才能がある人たちに感謝しています。さらに、任天堂という素晴らしいブランドを代表するチャンスを得たこと、そして世界で最もポジティブで永続的なゲーマーコミュニティの一員であると感じられるのはとてもありがたいことです」とコメント。また、フィサメィ氏は「これは私にとって『ゲームオーバー』ではなく、妻や家族、友人との時間を『レベルアップ』させるためのものです」と述べています。また、Nintendo of Americaの公式Twitterアカウントは、フィサメィ氏からのメッセージムービーを公開しています。





フィサメィ氏の後任は、2015年にNintendo of Americaの販売・マーケティング担当のトップであるDoug Bowser氏に決定しています。なお、海外では「マリオ」シリーズのボスキャラである「クッパ」の名前が「Bowser」であるため、「ついにクッパが任天堂のトップになる!」とはしゃぐファンも多く見受けられました。