今シーズン最も「ブレイクした」選手、TOP5

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『Sportskeeda』は18日、「今シーズンの欧州サッカーで最もブレイクしたスター選手TOP5」という記事を掲載した。

2018-19シーズンも半分以上が過ぎ、各リーグの趨勢もほぼ固まってきた。長い前半戦の中で大ブレイクを果たした5名の選手とは?

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ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー/FW)

この18歳の若者は、今シーズンのレアル・マドリーで主導的な役割を果たすとは考えられていなかった。8月にチームの一員になったばかりで、スペインのサッカーの厳しさを知るためにBチームへと送られた。

しかしクリスティアーノ・ロナウドをユヴェントスに放出したレアル・マドリーは、攻撃陣のラインナップに大きな穴を残してしまった。ベンゼマ、ベイル、アセンシオ、マリアーノらがそれを埋めるのに苦労していた。

その前線の勇気と活力の欠如が、ヴィニシウスを計画よりも早くトップチームへと引き上げた。すると素晴らしいスピードとドリブルで活躍を見せ、ベンゼマとのコンビネーションも美しいものに。大胆不敵なスタイルと意思決定は年齢を感じさせない。すでに21試合で4ゴール2アシストを決めている。

ジョアン・フェリックス(ベンフィカ/FW)

ベンフィカのアカデミーはこの30年の間多くのタレントを生み出してきた。ベルナルド・シウヴァやアンドレ・ゴメス、ネウソン・セメド、レナト・サンシェズ。その販売額はとんでもない数字になっている。

そして現在世界から注目を集めているのは19歳のジョアン・フェリックスだ。シーズン開始時にトップチームへと引き上げられたばかりだが、このアタッカーは絶賛されている。

最も素晴らしいのは彼のパスだ。通常テクニックがある若い選手は判断に問題を抱えており、リスクを冒しすぎるものだ。クリスティアーノ・ロナウドですらそうだった。

しかし彼はまるでベテランのように球離れがいい。すでに13試合で7ゴールと4アシストを決めており、その才能のクオリティを見せつけている。

ニコラ・ペペ(リール/FW)

数年前にアンジェでデビューして以来、この才能あるウイングに多くの人が期待を掛けていた。そしてゆっくりと、確実に成熟してきた。わずか1000万ポンド(およそ14.51億円)で彼を獲得したリールは、「掘り出し物」を手に入れたといえるだろう。

メッシと比較するようなことは出来ないが、23歳の彼は高い資質を持っている。ビルドアップ、パス、シュート。ヨーロッパ全土を見ても、これほどまでに高いレベルを見せているウイングはあまりいない。

4-3-3の右サイドから激しい攻撃をし、素早いドリブルで絶えず相手の守備に脅威を与えてきた。25試合で16ゴール8アシストという記録がそれを物語っている。

ジェイドン・サンチョ(ボルシア・ドルトムント/MF)

マンチェスター・シティはヨーロッパで最も優れたウイングを備えているチームだ。スターリング、サネ、ベルナルド・シウヴァ、マフレズ。サンチョはそれに押し出される形でチームを離れたが、シティはそれを悔やむことになるはずだ。

サンチョはドルトムントで驚異的なプレーを見せており、市場価値を急速に高めている。クラシックな英国のウイングであり、そのスピードとトリックはすばらしい。動きの質や賢い意思決定も魅力で、ブンデスリーガでの戦いを引っ張ってきた。

また、マルコ・ロイスやパコ・アルカセルらともすぐに連携を作り上げた。29試合で8ゴール10アシストを記録している。

クシシュトフ・ピョンテク(ミラン/FW)

このポーランドの殺し屋は、間違いなく今季のブレイクスター筆頭であろう。ヨーロッパのトップリーグには初参加だったが、その影響力は素晴らしいものだった。

ジェノアでいきなり得点を量産。冬にミランに移籍したが、その勢いは止まらない。21試合で19ゴールを決めており、もはやゴンサロ・イグアインの影をその輝きで覆い隠しているほどだ。

すでにあのアンドリー・シェフチェンコと比較されており、ポーランドの生ける伝説ロベルト・レヴァンドフスキの後継者としても評価されている。経営が難しい状況のミランが3500万ユーロ(およそ45億円)を支払うことには議論もあったが、もはやそれに異を唱える人もいないだろう。