カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

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米メディア「CBSスポーツ」が各球団から「最も実力をアピールできる選手」を選出

 今季中の完全復活に期待のかかるカブスダルビッシュ有投手。19日(日本時間20日)には初めて実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板するなど、昨季右腕の故障に苦しんだ32歳はスプリングトレーニングで順調に調整を進めている。

 メジャーでは今週末からオープン戦がスタートする。米メディア「CBSスポーツ」は「キャンプで最も実力をアピールできる選手を各球団から1人ずつ」との特集を掲載。各球団から選手が紹介されているが、カブスからはダルビッシュが選ばれた。

 ダルビッシュは昨年2月に6年総額1億2600万ドル(約137億円)でカブス入り。先発ローテーションの軸としての活躍が期待されたが、昨季は右腕の度重なる故障に苦しみ、わずか8試合登板、1勝3敗、防御率4.95だった。寸評では「カブスでの最初のシーズンは悲惨だった」と綴られ、シーズン後に右肘のクリーニング手術を受けたことを紹介。だが、19日のライブBPでキレのある球を投げるなど開幕への順調な調整ぶりが伝えられている。記事でも「ダルビッシュは今健康であり、依然として信じられないほどの才能を持っている」とリポート。続けて「もし2019年にエース級の活躍をしたら、誰にとっても衝撃であるはずがない。スプリングトレーニングで良好な時間を過ごすことで、地元ファンに対しての昨年の罪滅ぼしとはならないであろうが、その方向に向けて一歩進めることになるであろう」との期待をかけている。

 同記事ではヤンキースから左のスラッガー、グレッグ・バード、レッドソックスからはかつての主力打者だったダスティン・ペドロイア、エンゼルスからは新加入右腕のマット・ハービーと今季復活にかける男たちが多く紹介された。昨季、不本意な成績に終わったダルビッシュも今季のリベンジへつなげたいところだ。(Full-Count編集部)