アートセレモニー(仙台市青葉区)は2019年2月14日、LGBTフレンドリーな結婚式を提案するサービス「LGBT結婚式」を開始した。東北では初めてのサービスだという。


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東北の結婚式場とLGBTカップルをマッチングするサービスで、「2人にとって最高の思い出となる結婚式をプロデュースいたします」としている。

結婚式は誰でも享受できる儀式」

今回のサービスはセクシャリティに関係なくライフスタイルに合った結婚式を提案するというもの。結婚式場、ホテル、旅館、大小パーティー会場などの場所の紹介から挙式の進行、衣装の相談などを要望に合わせて進める。

結婚式場でのやり取り、連携、希望に沿った見積りの作成や空き日程の確認なども任せられる。「同性婚・LGBT結婚式であっても大丈夫!」と公式サイトにも載っている。

LGBT結婚式をめぐる現状については、47NEWSに2月14日に掲載された記事が詳しい。この記事によると、「他のカップルにいやがられるのでは」との理由で懸念する式場や、トランスジェンダーの人にドレスを貸し出すことに対して抵抗感のある貸衣装店があるという。

そういったケースもあることから事前に受け入れ態勢が整っていることは当事者にとってもありがたいはず。今回の「LGBT結婚式」サービスの運営会社は、

「セクシャリティに関係なく、愛し合うカップルが『結婚したい』『家族になりたい』と願うことは当然のこと。現行法では法的に結婚は認められていないものの、想いを形に残す結婚式は、誰でも享受できる儀式であると弊社は考えています」

ともコメントしている。

そもそもLGBTフレンドリーとは「LGBTの人々に対して温かく開かれた状態」という。異性愛者と同じく出会い、恋をした2人が結婚式を挙げる――なぜ、閉ざされていたのか疑問に感じるが、東北に住むカップルには朗報だ。