頭皮の赤い斑点の原因は！？

2019年2月14日 20時32分

頭のかゆみに悩まされることってありますよね。

そんな時に頭皮を見てもらって、「頭皮が赤くなっている」、「赤い斑点ができている」と言われたら、いくつかの原因が考えられます。

頭皮の紅斑は湿疹のことが多いのですが、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気以外で最も考えられるのは、「接触性皮膚炎」です。

これは、シャンプーや整髪料、パーマ液といった薬剤が皮膚に触れることで発症します。

これらの中にはさまざまな化学成分が含まれているため、頭皮がダメージを受けてしまうんです。

いわゆる、軽度のかぶれと理解して間違いではありません。

このほか多いのがジアミンアレルギー。

ジアミンはカラーリング剤に含まれている酸化染料で、このジアミンは体質によってアレルゲン（アレルギー原因物質）となります。

ジアミンアレルギーの最もよくある症状は、まさに紅斑とかゆみです。

このほか、頭皮の皮脂が多すぎることによって雑菌やカビが繁殖する「脂漏性湿疹」、逆に皮脂が少なすぎたり乾燥などにより頭皮のバリア機能が低下する「皮脂欠乏性皮膚炎」、なども赤い斑点の原因。

もちろん、前述のアトピー性皮膚炎なども考えられますね。

では、頭皮に赤い湿疹ができてしまった場合、どうすればいいのでしょう。

大事なのは、その原因をきちんと特定することです。

接触性皮膚炎の場合、普段使っているシャンプーやリンス、トリートメント、整髪料などが自分に合っていないことが考えられます。

特に、低価格の市販のシャンプーは、洗浄力が強い石油系の界面活性剤を含むことが多いので、できれば天然由来の成分を主体にした肌に優しい製品を選ぶようにしましょう。

ジアミンアレルギーの場合は、ちょっと厄介です。

体がジアミンに反応してしまう体質の人は、それを防ぐことはできません。

ですから、カラーリング剤を初めて使う前にはパッチテストをして、アレルギー反応が出ないことを確かめることが必要です。

カラートリートメントなどノンジアミンの商品もあります。

染めの力は通常のカラーリング剤に比べると弱めですが、頭皮トラブルを避けるという意味では有効ですね。

このほか、皮脂が多すぎたり少なすぎたりする問題は、シャンプーを変えることで解決することが多いようです。

また、健康的な食事やストレスを避けることで、頭皮トラブルが軽減する場合もあります。

ただし、我慢できないかゆみや、紅斑がなかなか治らない場合は、早めに専門医を受診信するようにしてください。

外部サイト