今宵もやって参りました13日の夜。
B級映画と廃墟をこよなく愛すやすゆきが、オススメのホラー映画を独自のカテゴリでご紹介。

2019年も早いものでひと月が過ぎましたが、今年のホラー映画業界の注目と言えば『イット:チャプター2(原題)』や『Pet Sematary(原題)』などスティーヴン・キング原作の作品が立て続けに上映されることですよね(ペット・セメタリーは日本での公開はまだ未定ですが……)。
さらに2020年には、あの『シャイニング』の続編である『Doctor Sleep(原題)​』が上映予定と、未だに冷めることのないスティーヴン・キング人気に、いちファンとしては嬉しい限りです。

すでにこれまで、50作品以上が映画化されているスティーヴン・キングの小説ですが、中には日本であまり注目されなかった作品もあります。

そこで本日は、私がオススメするちょっとマニアックなスティーヴン・キング原作の映画を5本ご紹介させていただきます。

『クジョー』(1983)

自動車整備工場で飼われているセント・バーナード犬のクジョー。ある日、森の中でコウモリに噛まれ、狂犬病に感染してしまう。そんな事とは知らずに車の修理に訪れた母と子供にクジョーが襲い掛かる……的な作品。

「狂犬病に感染した大型犬に襲われる!」という簡単なあらすじでもワクワクさせてくれるのは、さすがキング作品。さらに本作は、狭いシチュエーションを活かした耐久型ホラー映画となっており、恐怖の臨場感が上手く表現されている最強のアニマルパニック映画でもあります。

『ニードフル・シングス』(1993)

キャッスル・ロックという小さな街にオープンした一軒の骨董品屋さん。
魅力的な商品が並ぶそのお店は直ぐに人気店となったが、この店で商品を買うには一つ条件があった。それは、小さな悪戯をすること……的な作品。

本作の魅力を話してしまうとネタバレになってしまいそうなので控えさせて頂きますが、スティーヴン・キングの作品らしく、人間の恐怖とモヤっとさせてくれる感じが堪りません! 後半にかけてどんどんストーリーに飲み込まれていきます。

『ライディング・ザ・ブレット』(2004)

母が危篤との連絡を受け、青年アランは楽しみにしていたジョン・レノンのコンサートを諦め帰省することに。お金のないアランは、夜な夜なヒッチハイクをして遠い故郷を目指すことにした。それはアランにとって経験のない不思議な旅の始まりだった……的な作品。

ホラー的な要素はほとんどありませんが、スティーヴン・キングの不思議な世界観が満載といった内容。さらに主人公アランの心理描写が上手く表現されており、キングファンならきっと好きになる1作です。

『スティーヴン・キング 痩せゆく男』(1996)

弁護士のビリーは太っていた。
ある晩、車を運転中にジプシーの老婆を轢き殺してしまう。罪を逃れるためにビリーは知り合いの判事に頼み込み事件を揉み消すのであった。しかしビリーのもとに一人の老人が近づき「痩せてゆく……」とつぶやく。それはジプシーの呪いであった……的な作品。

結構メジャーな作品である本作を“隠れた名作”と呼ぶべきか迷ったのですが、好きなので紹介させていただきました。太っちょなビリーがみるみるうちに痩せてゆく姿も恐怖なのですが、その他にもオカルトや復讐など様々な要素が含まれており、ホラー好きやスリラー好きなら絶対に楽しめる作品です。

『マングラー』(1995)

街外れにあるブルー・リボン洗濯工場。ある日、作業員がプレス機に巻き込まれる事故が発生する。幸いにも軽い出血で済んだものの、プレス機は血の付いたシーツを飲み込みその味を覚えてしまうのであった……的な作品。

「洗濯工場のプレス機を殺人鬼にする!」 そんな発想はスティーヴン・キングの他、誰も思いつかないでしょう……。洗濯工場の不気味な雰囲気とロバート・イングランド演じるクセだらけの社長の登場に、冒頭5分で『面白い』と確信! さらにオチもキング作品らしく、思わずニヤついてしまいました。

■まとめ

いかかでしたか?

誰もが知っている『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』などに比べるとマニアックな感じはしますが、どの作品もスティーヴン・キングにしか生み出せない個性豊かな作品ばかりです。

まだ映画化されていない小説もたくさんあるので、これからも当分の間ホラー映画界を楽しませてくれそうです。