転落事故があった温泉旅館(画像は『聯合新聞網 2019年2月9日付「1歲女童從谷關觀景台欄杆掉出 摔落大甲溪床不治」(圖/讀者提供)のスクリーンショット)

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台湾・台中市和平区にある谷関温泉の旅館で今月8日、屋上駐車場から1歳4か月の女児が転落し死亡する事故が起きた。女児は歩けるようになったばかりで、駐車場の欄干のそばで転んだ拍子に柵の隙間をすり抜けて転落したという。『自由時報』『蘋果日報』『聯合新聞網』などが報じた。

警察の調べによれば、女児の家族は旧正月の連休を利用して8人で温泉旅館に宿泊していた。事故当日は温泉に浸かった後、午後4時頃に屋上の駐車場兼展望台に出て景色を眺めていたそうだ。母親は娘が転んだ際に掴もうとしたが、間に合わなかったという。

女児は旅館の前に流れる渓流の川床で発見された。すぐに病院へ搬送されたが頭部を骨折するなど重傷で、懸命の措置もむなしく2時間後に死亡が確認された。旅館は4階建てで、屋上から川床まではおよそ7〜8階の高さがあった。

事故があった欄干は高さ約100センチで、柵の間隔はおよそ20センチだった。国の規定では柵の隙間は10センチ以下に定められている。関連機関では、駐車場の欄干の設計や施工が安全基準に適合しているかどうか調べを進めるとしている。なお遺族は、欄干の設計に問題があったのではないかと疑問を呈したものの、訴えは起こしていないということだ。

画像は『聯合新聞網 2019年2月9日付「1歲女童從谷關觀景台欄杆掉出 摔落大甲溪床不治」(圖/讀者提供)のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)