インド・シリグリの露店で販売される地元で製造された酒(2015年6月23日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】インド北部で、密造酒を飲んで少なくとも計99人が死亡、多数が病院へ搬送された。当局が11日、発表した。これを受けて、密造業者の一斉摘発が始まっているという。

 ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州とウッタラカンド(Uttarakhand)州で死者が出ているという報告が、ここ3日間で相次いだ。警察は、密造酒にメタノールが混ぜられていたとみている。

 インドの地方部には、地元で製造された安価な酒が広く出回っており、密造業者はアルコール度数を上げるため、不凍剤として使用されることもある毒性の強いメタノールを加えることが多い。

 メタノールを大量摂取すると失明や肝臓障害を引き起こし、死に至ることもある。

 警察報道官はAFPに対し、ウッタルプラデシュ州の1地区で有害な酒を飲んだ59人が死亡したと明かした。

 さらに隣接する地区の警察幹部の話では、同区では9人が死亡。密造業者と疑われる66人が逮捕され、酒のサンプルを検査施設へ送ったとしている。

 新聞報道によると、同州では事件を受け、酒類の違法取引に関与したとして約3000人が逮捕されたという。

 また隣のウッタラカンド州の警察も、州内で少なくとも31人が死亡し、密売の疑いで2人を逮捕したとしている。

【翻訳編集】AFPBB News