松坂桃李

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俳優の松坂桃李が2月10日に文京シビックホールにて開催された第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰式に出席。映画『孤狼の血』で助演男優賞を受賞した松坂は、自身が演じたキャリア刑事・日岡秀一という役について「誰にも渡したくないと思った」と強い気持ちで挑んだことを明かした。

松坂桃李ほか、キネマ旬報ベスト・テン表彰式その他の写真

松坂は2011年に新人男優賞を受賞して以来のキネマ旬報賞となったが、「当時は、僕よりもマネージャーさんが喜んでくれていたことを思い出しました。そのとき、またマネージャーさんのために、この場に戻ってきたいと強く思ったんです」と振り返る。

そこから7年が経過したが、トロフィーを手にすると「重いです。これが7年間の重みですかね」としみじみ。続けて「この期間、僕のなかではいろいろなことがありました。多くの人に支えられてきた7年間でした。『孤狼の血』への出演は、マネージャーさんが僕に委ねてくれたんです。それがとても嬉しかったと同時に、絶対に誰にも渡したくない、絶対やり遂げてやると強く思った役柄でした」と決死の覚悟で臨んだことを明かす。

昨年10月に30代に突入した松坂。「この7年分の重みをかみしめながら、1つひとつ着実に、粛々と精進していきたい」と気を引き締める一方、主演女優賞と主演男優賞を受賞した安藤サクラ&柄本佑夫婦のほのぼのとしたスピーチを目の当たりにして「夫婦っていいなと思いました」と2人の関係性をうらやましそうに眺めていた。

『菊とギロチン』と『鈴木家の嘘』の演技が評価され新人女優賞を受賞した木竜麻生は「両作品で、自分の思ってもみなかったような気持ちや出会いをいただけました。これからももっと誠実に真摯に、自分とも作品とも、関わる方とも向き合っていきたいと思います」と涙ながらに語った。

同じく『菊とギロチン』で新人男優賞を受賞した寛一郎は「賞にはあまり興味がないので」と言いつつも「賞をいただけるとわかったとき、僕を支えてくれている人たちがすごく喜んでくれていて、自分がやったことが、顕著に形になって返ってくるというのは、自分への褒美ではなく、支えてくれる人たちへのものなんだなと思ったんです。そこで賞の価値を自分のなかで見い出すことができました。新人賞はある種の期待値でしかないと思っているので、これからも映画のなかにまい進していけたらと思っています」と今後の活躍を誓っていた。そんな寛一郎だが、司会者から「(父親である)佐藤浩市さんからは、受賞についてなんと言われましたか?」と問われると「『おめでとう』とラインがきました」と照れくさそうに語っていた。

この日は、木野花(助演女優賞)、木竜麻生(新人女優賞)、寛一郎(新人男優賞)、川瀬陽太(日本映画監督賞の瀬々敬久監督代理)、内田也哉子(特別賞受賞の樹木希林代理)らも出席した。