低反発の枕はダメ!? ぐっすり眠れる寝具&イマイチ寝具をプロに聞く

写真拡大

 レビューや口コミが数多溢れる昨今だからこそ、商品選びの際に貴重なのが「プロの証言」。最先端の事情に精通し、目と舌が肥えた業界関係者を魅了したアイテムとはいったい? 各界の専門家たちを直撃した!

◆販売者の甘い言葉に要注意。商品の良しあしを判断して自分に合った寝具選びを

 一年で最も寝具類のありがたみを感じるこの季節。睡眠をサポートする高機能寝具のなかでも、元ふとん屋で現在は寝具全般の最新情報を発信する大野悦史氏が太鼓判を押すのが、高性能マットレスの「エアーSI-H」。

「魅力は優れた体圧分散能力。理想的な分散のため、体がラクです」

 寒い時期、強い味方となるダウンケットも、大野氏一押しの商品。

「ダウンケットは羽毛の入った薄い掛け布団で、保温性と呼吸力が優秀。特に東京西川プレミアムのダウンケットが高品質です」

 また、いい睡眠のためにこだわりたいのが、ベッドシーツとマットレスの間に敷くベッドパッド。

「ベッドパッドは睡眠中の姿勢と湿度を調整する大切なアイテムです。現在、市販されているなかではビラベックの『羊毛ベッドパッド』が最もオススメです」

 逆に買うのをオススメできない寝具は、「低反発の枕」だという。

「枕は頭と頸がのった瞬間に、ぴたっと安定するものを選ぶのが理想。安定するまで時間のかかる『セブンスピロー』などの低反発の枕は、購入を控えるべきです」

 奇抜な商品や新商品も要注意。

「『エアー01 HARD』は驚くほど固く、安らげません。また、最近よく耳にする『シンサレート掛け布団』は、断熱性に優れている半面、吸湿放湿性が皆無です」

<高性能寝具ベスト3>
1位 東京西川 エアーSI-H
実勢価格:8万8000円
凹凸は体重と敷布団の衝突を和らげるうえ、体の形状にも対応。ウレタンの弱点である通気性もスリットにより解決した名品

2位 東京西川 プレミアム ダウンケット
実勢価格:2万5000円
ダウンケットは、冬掛けと違って羽毛の量が少なく、薄くて軽くて使いやすい。夏に掛け布団として使えるのもダウンケットの利点

3位 ビラベック 羊毛ベッドパッド
実勢価格:3万2400円
ビラベックの羊毛ベッドパッドは、スムースニット側の生地も心が安らぐ感触。大野氏曰く、「業界トップと言ってもいいでしょう」

<高性能寝具ワースト3>
1位 ショップジャパン トゥルースリーパー セブンスピロー
実勢価格:1万4800円
低反発の枕は、頭をのせてから安定するまで時間がかかるのがネック。特殊な形状も大野氏は「結局は寝る姿勢を拘束する」と厳しい

2位 東京西川 エアー01 HARD
実勢価格:3万8000円
「昔の低反発やわらかマットレスブームへのアンチテーゼとして誕生したと言ってもいい寝具。一部のマニア向け商品です」(大野氏)

3位 シンサレート系掛け布団
シンサレートは、ポリプロピレンとポリエステルを合わせて作られた中綿素材。断熱性に優れるものの、吸湿力がなく、蒸れやすい

― プロが買ったもの一覧 ―