トルコ北西部ボル県ムドゥルヌに建設された、不動産開発企業サロット・グループの「ブルジュ・アル・ババス」プロジェクトによる高級住宅(2018年12月15日撮影)。(c)Adem ALTAN / AFP

写真拡大

【AFP=時事】トルコ北西部の田舎町に整然と立ち並ぶ数百棟の高級住宅。先のとがった屋根は、フランスの古城かディズニー(Disney)の城と言ったところか。まるで蜃気楼のようにも見える。

 だが、外国人による購入を当て込んで建設された住宅は空き家のままで、投資家にとってはおとぎ話とは程遠い状態だ。

 トルコ経済は今、不況の深刻化によって「ハードランディング(硬着陸)」へと向かいつつあり、こうした野心的な開発は、地元の混乱だけでなくトルコの基幹産業である建設業界の落ち込みによっても打撃を受けている。

 ボル(Bolu)県ムドゥルヌ(Mudurnu)の中心部に近いこの別荘地は、トルコの不動産開発企業サロット・グループ(Sarot Group)の「ブルジュ・アル・ババス(Burj Al Babas)」プロジェクトの一つで、欧州の建築を模倣して造られている。

 だが、2014年に始まった住宅732棟とショッピングセンターの開発は現在、同社が破産申請手続きを始めたことから暗礁に乗り上げている。

 トルコでは同社を含む数百企業が、債権者からの追及を逃れ、債務を整理するためにこうした方法を用いている。

【翻訳編集】AFPBB News