ゴッホの自画像。パリのオルセー美術館で(2014年3月10日撮影)。(c)BERTRAND GUAY / AFP

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【AFP=時事】米サンフランシスコ美術館(Fine Arts Museum of San Francisco)が所蔵し、後期印象派の画家ビンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh、1853〜90)の贋作(がんさく)とされてきた作品が、再鑑定の結果、真作だったことが分かった。オランダのアムステルダムにあるゴッホ美術館(Van Gogh Museum)が6日、AFPに明らかにした。

 作品は1960年にある夫婦から寄贈された「果物と栗のある静物(Still Life with Fruit and Chestnuts)」(1886年)。ゴッホの作品ではないかと思われていたものの、複数の専門家から真作ではないと鑑定され、ゴッホの総作品目録には掲載されてこなかった。

 しかし、ゴッホ美術館の広報担当者によると同美術館の専門家が昨年末、ゴッホの手になるものだと結論づけた。さらに、静物の下に女性の肖像画が描かれていたことも新たに判明したという。

「ひまわり」などの作品で知られるゴッホだが、生前は作品がほとんど売れず貧困下での制作を強いられ、キャンバスをよく使い回していた。

 ゴッホ美術館には毎年200点ほど真贋(しんがん)の鑑定依頼が舞い込むが、1988年以降、真作と認められたのは14点にとどまるという。

【翻訳編集】AFPBB News