何が面白いの?(麻生財務相)/(C)日刊ゲンダイ

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「俺は何を言っても許される」と思っているのか――。麻生財務相が3日、地元講演会で「年を取ったヤツが悪いみたいなことを言う変なやつがいるけど、それは間違っている。子どもを産まなかった方が問題なんだから」と発言。大炎上している。

毎勤不正で新疑惑「数値上昇」の発端は麻生大臣の“大号令”

 最悪なのは、子どもを産めない女性を傷つけながら、まったく悪いと思っていないことだ。

 4日の衆院予算委でも、立憲民主の大串博志議員から問題発言を問いただされているにもかかわらず、なぜかニヤニヤ。大串議員が「何を笑ってるんですか!」と激高しても、反省するそぶりすらなく、「(発言が)誤解を与えたとすれば撤回する」などと人をバカにしたような表情で言い訳しただけ。最後まで謝罪しなかった。

 ネット上では、麻生財務相の暴言と言い逃れに<誤解なんてしていない><たわ言を抜かすな>などと批判が噴出している。

 それにしても、なぜ、この時期に問題発言をしたのか。予算委の前日に発言すれば、国会で追及されることは分かるはず。「統計不正問題から目をそらさせる高等戦術だ」という声もあるが、どうなのか。

「麻生さんは、2014年の衆院選の応援演説でも、『子どもを産まない方が問題だ』と発言して批判されています。それでも、また発言したのは、本音なのでしょう。予算委の前日にもかかわらず、暴言を吐いたのは『どうせ国民の批判は大したことない』と思っているからですよ」(与党関係者)

 これまで「麻生節」などともてはやされ不問にされてきたが、さすがに今回の暴言には、女性からの批判が強い。

 そもそも、麻生発言は、安倍政権で少子化対策がまったく進んでいないことを証明するものだ。子どもを産み育てやすい環境が整い、少子化が少しでも改善されていれば、「子どもを産まない方が悪い」と失言する理由がないからだ。

 政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。

「麻生さんの失言は毎回、政治家としての資質を疑うレベルです。やんごとなき家柄なので、経済的な問題を抱えて結婚できない若者や、2人目、3人目を諦めざるを得ない女性が増えているという実情を理解できないのでしょう。加えて、女性蔑視もひどい。そんな人物が、消費増税の旗を振り、庶民に痛みを押しつける。いい加減、国民も異常事態だと気が付いて、怒らないといけません」

 失言大臣には、さっさと退場してもらいたい。