金正恩氏(2019年1月1日付朝鮮中央通信)

写真拡大

北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は3日、混乱を深めるベネズエラ情勢を巡り、「合法的に選挙された大統領を追い出そうとする外部勢力のいかなる企みも、明白な内政干渉」であると主張し、マドゥロ大統領への支持を鮮明にした。朝鮮中央通信の質問に答えた。

ベネズエラでは、与党と野党の指導者がそれぞれ「大統領」と「暫定大統領」への就任を宣言する異常事態が続いている。北朝鮮が支持するマドゥロ氏は1月10日、2期目の大統領就任式に臨んだものの、強権的な手法が批判され、正統性がゆらいでいる。

一方、野党指導者のグアイド国会議長を担ぐトランプ米大統領は3日の米CBS番組のインタビューで、ベネズエラへの軍事介入の可能性について「選択肢だ」と明言した。

報道官は「ベネズエラ問題はベネズエラの政府と人民の自主的意思と決定に従って平和的に解決されなければならないということが、われわれの確固たる立場である」と強調した。

同通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人 ベネズエラ問題はベネズエラの政府と人民の自主的意思と決定に従って解決されるべきだ

【平壌2月3日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは最近のベネズエラ情勢に関連して3日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

1月23日、ベネズエラで国会議長が昨年5月に行われた大統領選挙の結果を無効と宣布して臨時大統領と自任する不正常な事態が発生した。

26日、ベネズエラ問題に関連する国連安保理緊急会議が招集されるなど、ベネズエラ事態は複雑な国際的問題に広がっている。

主権国家の憲法に従って合法的に選挙された大統領を追い出そうとする外部勢力のいかなる企みも、明白な内政干渉であり、国際法に対する乱暴な違反である。

ベネズエラ問題はベネズエラの政府と人民の自主的意思と決定に従って平和的に解決されなければならないということが、われわれの確固たる立場である。

正義と平和を志向する全世界の人民はいつも、自主権と安定を守るためのベネズエラ政府と人民の側に立っているであろう。---