仏ランジスの食肉処理場(写真は本文とは関係ありません。2015年11月19日撮影)。(c)ADRIEN MORLENT / AFP

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【AFP=時事】ポーランドの食肉処理場で病気の牛の肉が処理されていた疑いが発覚し、欧州連合(EU)の加盟国は1日、この食肉処理場から輸入した牛肉を回収、廃棄した。フランス当局によると、一部はすでに消費者に販売されたという。

 ポーランド政府は輸出先の国々の不安の払拭(ふっしょく)に努めており、問題となっている肉は健康上のリスクを引き起こすことはないと説明している。

 ポーランド当局は病気の疑いがある牛の肉が計2.7トン輸出されたことを確認した。一方、欧州委員会(European Commission)は、それらの牛肉が13のEU加盟国に持ち込まれ、各国で回収・廃棄が進んでいると明らかにした。

 欧州委員会の報道官は、現場の状況を調査するためポーランドに検査官チームを派遣すると発表した。問題の食肉処理場は現在、閉鎖されている。

 フランス当局によると、その食肉処理場から同国に輸出された牛肉は計795キロで、そのうち500キロ以上がすでに回収・廃棄された。しかし農務省は、すでに約150キロが消費者に販売され、各食肉店は消費者に注意を呼び掛けていると発表した。残りの牛肉の追跡も続いている。

 フランスのディディエ・ギヨーム(Didier Guillaume)農相は、ポーランドの首都ワルシャワから約100キロ北東の村カリノボ(Kalinowo)にある問題の食肉処理場から、国内の9企業が「だまされて」牛肉を輸出したと述べた。

 欧州委員会によると、この食肉処理場の牛肉が輸出されたのはフランスの他に、ポルトガル、スウェーデン、ルーマニア、チェコ、エストニア、フィンランド、ドイツ、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、スロバキア、スペイン。

【翻訳編集】AFPBB News