東方神起バンドの屋台骨! ドラマー・波田野哲也の絶対的な安心感

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1月20日、アーティスト・東方神起のライブツアー「東方神起 LIVE TOUR 2018 〜TOMORROW〜」が千秋楽を迎えた。全国10カ所、33公演で約68万人を動員した本ツアーは、東方神起にとって過去最多の公演数を記録。そんなツアーを音楽でサポートしているミュージシャンは「東方神起バンド」と呼ばれている。

東方神起バンドのドラマーとして、ステージの一番後ろを守る波田野哲也には、頼りがいがある兄貴のような雰囲気がある。長年サポートバンドを続けてきた彼がたどり着いた活動の極意を聞いた。

撮影/TMFM 取材・文/Yacheemi デザイン/Creative Industry
「東方神起バンド」一覧
波田野哲也(はたの・てつや)
14歳でドラムを始める。1997年、特待生としてMI JAPAN(Musicians Institute)在学中にバンドでデビューを果たし、プロドラマーとして活動をスタート。バンド解散後は、BoAやナオト・インティライミ、w-inds、三浦大知、西野カナ、SHINeeなど数多くのアーティストのライブやツアー、レコーディングに参加し、活躍している。

ユンホとチャンミンは、お笑いコンビのボケとツッコミみたいな関係

今回のツアーはいかがでしたか?
前回のツアー「東方神起 LIVE TOUR 2017 〜Begin Again〜」は、今までの曲を披露する“ベストツアー”でしたが、今回はアルバム「TOMORROW」を引っさげてのツアーだったので、新たな東方神起の魅力が全面に出ているライブでしたね。東方神起が持つ大人の魅力がショーとして出てきているな、と感じました。
東方神起バンドのメンバーになったきっかけは?
アーティスト・BoAちゃんのツアーに参加したことがきっかけです。そこで制作を担当されていた方が声を掛けてくれました。「東方神起 LIVE TOUR 2013 〜TIME〜」からツアーに参加させていただいています。
▲左から、チャンミン、ユンホ。
東方神起のおふたりはどんな人ですか?
ユンホは、見た通りの人ですね。裏表がないし、楽屋とかでも熱い魂を持ったお兄ちゃん。「今回も東方神起を見せてやるぜ!」ってみんなを盛り上げていく感じです。

チャンミンは、おとなしくて感情を表に出さない印象だし、“スーパーヒーロー”的な立場にいながらも、そこに執着していないように見えるんです。もしかしたらユンホよりもストイックかもしれません。「嫌なものは嫌」「中途半端なものは見せたくない」という思いが意外と強いのかな、と勝手に思っています(笑)。リハーサルで納得いかない部分があると次のリハーサルでは必ずできるようにしてくるんですよ。人知れず努力をしているんだと思います。
おふたりのそういう部分が、東方神起のバランスの良さを生んでいるんですね!
お互いにぶつかるところがなくて、尊敬し合っている。お笑いコンビのボケとツッコミみたいな関係が成立しているのかな? それがファンの方にも伝わっていると思うんですよ。彼らの人気の秘密はそこにもあると思います。さすが東方神起!(笑)。

全力で演奏しても負けないくらいのパワーが東方神起にはある

波田野さんはユンホさんのドラムの先生だという記事をネットで見掛けましたが…。
いやいや、教えてないです!(笑)。ユンホはドラムが好きで、リハーサルのときにマイクのところへ行く前にドラムのイスに座ってたたき始めるんですよ。だから、「この曲のこの部分をこういう感じでやってみよう」って、それくらいの感じです。

でも最近、(ドラムのところに)来なくなっちゃって…。いつか、ライブでユンホがドラムを披露するときが来たらいいな、と思いますね。
それはぜひ見てみたいですね! そういうふうにコミュニケーションを取っていくことって大事ですよね。
たぶん僕たちは、ファンの方から「ファミリー」のように見えていると思うんですけど、ステージ裏でも変わらずコミュニケーションが取れていると思います。居心地が良いです!
今回インタビューに参加された東方神起バンドのメンバーは、それぞれどんな方ですか?
パーカッションの福長(雅夫)さんは、ムードメーカーです。バンドは、演奏に集中しているし、動けないからなかなかお客さんに向けてパフォーマンスができないんですけど、福長さんがお客さんの「東方神起!」というアンコールの声を指揮していて、お客さんとのコミュニケーションを担当してくれています。超一級品のスキルとのバランスが良いですよね。
ベースの(鈴木)渉は、まだ彼がプロになる前からの知り合いで付き合いが長いです。見た目が華やかだし、ベーシストだけどベースを持っていなくても表現できるような“何か”を持っていると思います。見た目も動きもチャラいけど、負けず嫌いですね! あとは、声がすごく高くて話すとビックリします(笑)。ドラムとベースって夫婦みたいな役割があるんですけど、僕と渉の場合は、倦怠期の夫婦みたいな感じです(笑)。それくらい関係値が深いんです(笑)。
ギターのこんちゃん(近田潔人)は“男”ですね。カッコいいですよ! 多くを語らず、芯が強くて、僕が好きな男性像の人です。チャラい部分が一切ない(笑)。あとは、ギターを持っているだけで雰囲気があってズルいですね!
バンドマスターの柿崎(洋一郎)さんは、僕が語るのはおこがましいくらいすごくて…伝説の人! 尊敬しています! 大御所って怖いイメージがあったんですけど、見たままの印象で威圧感がないんです。バンドの守り神のような存在ですね。若いメンバーともコミュニケーションを取るし、一緒にいてすごく居心地が良い大先輩! 演奏のレベルの次元が違って、プレーのセンスや音色がすごいし、ワンフレーズワンフレーズにドキッとします。
好きな東方神起の楽曲は何ですか?
ボーカルも高揚していて、自分もリズムが好きな曲が何曲かあります。「B.U.T(BE-AU-TY)」や「Somebody To Love」とか。「Somebody To Love」は今回のツアーではやっていないんですけど、「東方神起 LIVE TOUR 〜Begin Again〜 Special Edition in NISSAN STADIUM」(2018年)で演奏した楽曲です。ライブの最後の方にやる王道の曲で、ボーカルもオーラス(最後の1曲)に向かってテンションが上がっていくし、めちゃくちゃ気持ち良いですね。この2曲は、ドラマーとしてリズムもグルーヴ感もすごく好きです。
▲「東方神起 LIVE TOUR 2018 〜TOMORROW〜」
ドラマーから見た、東方神起の音楽の魅力は?
同じアジア人でも日本人と韓国人では声質や声量が違う気がします。良し悪しの問題ではなく、日本人は声が細くて、レンジが狭いように感じるんです。韓国人は声が太くて、裏声も良い感じに出ているんですよね。個人的にブラックミュージックは声量やスキル、パワーがハンパないと思ってるので好きなんですけど、東方神起にも同じようなパワーを感じます。僕が全力で演奏しても負けないくらいのパワー! しかも、踊りながら歌って、MCまでやりますからね!

アーティストが安心してパフォーマンスできるようにするために意識すること

ドラムと出合ったのはいつ頃ですか?
小学6年生です。毎晩、夕飯を食べながら父親が見ていたライブ映像があって。よくわからずに一緒に見ていて「ドラムってカッコいい!」って思うようになりました。父親はギターをやっていたんですけど、勉強してほしいから音楽をやらせたくなかったそうで、ドラムをなかなかやらせてもらえませんでした。
それでもドラムを始めるようになった経緯は?
中学2年生のとき、父親が昔一緒にバンドを組んでいたドラマーの古田たかし(※)さんの家へ連れて行ってくれて。そのときに、古田さんがドラムセットをくれたことがきっかけで始めました。古田さんは有名なドラマーで、Charさんや奥田民生さんなどとも共演されているんです。
※中学3年生のときに「カルメン・マキ&Oz」に加入し、プロとしてデビュー。その後、「クライシス」「ザ・ハートランド」にメンバーとして加入。1989年、Dr.StrangeLoveを結成するも、1997年に脱退。以降は、奥田民生のバックバンド、PUFFYのバックバンドのバンドマスターとして活躍中。2004年、井上富雄らと新バンド「Cajun Moon Band」を結成した。
それはすごい体験ですね!
それがなかったら音楽の道に進んでいなかったと思います。音楽は好きだったと思いますが、ドラムはやっていなかったかもしれない。
プロドラマーとして活動を始めたのはいつ頃ですか?
18、9歳頃にバンドでデビューしたときですね。バンドを解散することになって、浜崎貴司(※)さんのサポートメンバーを決めるオーディションに受かって、サポートを始めました。当時、専門学校で一緒だったレミオロメンのベース・前田(啓介)くんと一緒に受かったんです。それが20歳で、そこからサポート業が始まり、歌のバック演奏や歌心のある演奏など、たくさんのことを教えてもらいました。
※1990年、FLYING KIDSのボーカルとしてデビュー。1998年に解散し、現在はソロアーティストとして活動している。また、2007年にFLYING KIDSは再結成された。
バンドで演奏するときと、サポートで演奏するときで意識の違いはありますか?
サポートを始めた頃は、無意識のうちに「自分のドラムはこうだぜ!」って自分を表現することに執着しちゃっていましたね。でも今は、どうすればアーティストが安心してパフォーマンスできるかを考えています。アーティストはただでさえ考えることがいろいろあるのに、不安要素がドラムなどのバックバンドにあると余計なことを考えないといけなくなるじゃないですか。だから、気持ちを後ろではなく、前(オーディエンス)へ向けられるようにサポートしています。

ライブのDVDや音源を聴いたときに「良い歌を歌ってるな〜」「盛り上がってるな〜」と思わせたら僕の勝ちだな、と。アーティストが「良い歌が歌えたな」と思ったなら、それは絶対にバンドのおかげだと僕は信じています!(笑)。そう考えられるようになったのは最近なんですけどね!
サポートを始めた20代でそこまで意識することってなかなかできないですよね。
そうですね。だから浜崎さんのサポートをしていたときは、「違う! 違う!」と言われて毎日戦いの日々でした。正直キツかったです(笑)。

ただ、僕は先陣を切ってみんなを引っ張っていくよりも影で支えるタイプかな、と思っていて、ドラムを始めたときからなんとなくサポートする側のことはイメージできていましたね。

大事なことは“音楽”だけじゃない。20年間、ミュージシャンとして活動するコツ

個人ではどういった活動をされていますか?
2012年に、ベーシスト・森多聞と“ふんどしグルーヴ”というユニットを結成しました! ただ最近は活動できていないんです…(苦笑)。
ふんどしグルーヴは、どんなジャンルのユニットですか?
インストゥルメンタル(ボーカルが入っていない楽曲)のバンドで、新しい音楽の要素を取り入れつつも、基本的にはファンクですね。最近は、打ち込み系の音楽がはやっていますけど、“生”にこだわっています。自分たちがやりたい音楽を作曲して演奏しよう、というプロジェクトです。サポートのときとは違う、自分を出した音楽を演奏とCDを作って、セッションもするんですけど…いかんせんMCが苦手で(笑)。
今お話していると、とてもそうは思えませんが…(笑)。
いや、全然ダメなんですよ…。活動も、CDのリリースツアーをやったんですけど、1年間お休みしていて…幻のバンドです(笑)。
では、2019年は…?
ライブをやるときはぜひ見に来てください! ライブ会場限定でCDを販売しているので、頑張ってやります(笑)。SNSで告知するのでチェックしてください!
これまでにもいろいろなアーティストのサポートをされていて、しかも並行して参加するときもありますよね。
そうですね。オファーを受けたタイミングにもよりますが、お断りせざるを得ないときもあります。ナオト・インティライミは、スケジュールのタイミングがうまくいっていることもあってサポートして18年くらい経ちますね。入れ替わりが激しい世界ですし、本当にタイミングですね。
“続けるコツ”はありますか?
プロを目指している時点で努力していることは当たり前なので、スキルというよりも圧倒的に「良い!」というモノを持っていない限りは、ある程度同じスキルを持つ人たちがいる現場では埋もれてしまいますね。

あとは、自分を持ちつつ、周りをちゃんと見られるようにすること。たとえば、ツアーだと毎日のように顔を合わせるし、家族のようになるんです。だから、音楽に限らず人間性の部分も大事になってくると思います。サポートし続けるなら、周囲に気を遣いながらも、自分なりのサウンドを追い求めていられる…そういうバランス感覚が必要かな、と。ただ、若いうちは勢いがないとダメだとも思っています。だんだんと経験を重ねていくことでバランス感覚がわかって来るんですよね。

サポートの仕事をせず、一生懸命音楽をやって“自分”を確立させている人を見ると、ミュージシャン的に「あいつにはかなわないな〜!」と刺激を受けますね!
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サイン入りの使用済みドラムスティックプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、波田野哲也さんのサイン入りの使用済みドラムスティックを抽選で1名様にプレゼント。「東方神起 LIVE TOUR 2018 〜TOMORROW〜」で使用された物で、撮影でも使用しました。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2019年2月16日(土)17:00〜2月22日(金)17:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/2月23日(土)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから2月23日(土)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき2月26日(火)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
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