手で触ると髪の毛が傷む?

写真拡大

髪が傷む原因は?

髪のダメージの原因には、さまざまなものがあります。

普段使っているシャンプー。

この中に含まれている石油系の界面活性剤は、毛髪のタンパク質に悪い影響があります。

このほか、過乾燥や日常生活で付着する汚れ、頭皮からの皮脂を栄養分とする細菌、紫外線、ドライヤーの熱などなど、挙げればきりがありません。

さらに、忘れてはならないのが摩擦です。

髪の毛どうしは常に触れ合っているので、ちょっとした動きや風などで摩擦が生じます。

また、普段のブラッシングでも、摩擦抵抗が大きいブラシやくしを使っていると擦れて傷みが生じます。

手で触ると髪の毛が傷む?

そして、意外と気づかないのが、髪の毛に手で触れることによる傷みです。

特に女性に多いのですが、気が付いたら髪の毛をいじっているという人はいませんか。

あるいは、髪をかき上げたり、手ぐしを入れたり、指でくるくると髪の毛を巻いたりするのが癖という人もいるかもしれませんね。

髪の毛をいじったり手ぐしを入れたりすると、当然摩擦によりダメージが起きやすくなります。

特に冬場は乾燥していますので、摩擦が大きくなる上、静電気を誘発し、毛髪の表面が荒れる原因を作ります。

髪を触るのが癖で毛先がボロボロという悩みは、多くの人がもっているようです。

さらに、手は人間の体の中でも雑菌が特に多い部位。

よく洗わないで髪の毛をいじり続けると、細菌が増殖して頭皮トラブルのもとにもなりかねませんよ。

髪が傷んでしまった場合の対処法

では、触ることで傷んでしまった髪の毛を元に戻す方法はないのでしょうか。

触りすぎで枝毛や切れ毛などになってしまった場合、最終的にはその部分を切るしか方法はありません。

裂けるチーズのように縦に割れてしまった毛髪は、完全には元通りにならないんです。

ただ、リンスやトリートメントなどである程度の補修は可能です。

リンスは毛髪の表面をコーティングするもの。
トリートメントは内部のタンパク質などを補うものです。

この二つをうまく組み合わせて、日ごろから手入れを怠らなければ、軽度のダメージの改善、または傷みの予防にもなります。

通常のリンスやトリートメントを使ってもなかなか改善しない場合は、洗髪後にヘアオイルやアウトバストリートメントをなじませ、コーティングと栄養補給の効果を高めましょう。