国内最大級の音楽ライブ情報サービス「LiveFans」では、2018年の「年間ライブ観客動員ランキング」および、アーティストクリップ数や参加ライブチェック数などの数値結果とファン投票をもとに選出した「みんなで選ぶベストパフォーマンスアーティスト」のランキングを発表。今回はこちらをご紹介しつつ、2018年の音楽シーンを改めて振り返っていきたいと思います。

1位は「東方神起」!活動休止を発表した「嵐」は3位に

まずご紹介するのは、「LiveFans」に登録されているライブ・コンサートのデータから、独自に調査した各会場の収容人数を合計し、推定値をランキング化した「2018年総合ライブ観客動員ランキング」。結果は次の通りとなっています。

2018年総合ライブ観客動員ランキング

1位 東方神起……推定動員数:1,273,881 人(公演数48)

2位 B'z……推定動員数:1,083,638 人(公演数:35)

3位 嵐……推定動員数:893,214 人(公演数:18)

4位 安室奈美恵……推定動員数:858,976人(公演数:18)

5位 Kis-My-Ft2……推定動員数:808,668 人(公演数17)

6位 関ジャニ∞……推定動員数:747,238 人(公演数:15)

7位 AAA……推定動員数:658,076 人(公演数:26)

8位 福山雅治……推定動員数:630,770  人(公演数:38)

9位 Hey! Say! JUMP……推定動員数:615,000 人(公演数:29)

10位 EXILE……推定動員数:596,738 人(公演数:12)

堂々1位は「東方神起」!昨年は音楽アーティストでは史上初となる、日産スタジアム3days公演を開催するなど、精力的な活動が原動力となりました。2位のB'zは、昨年デビュー30周年。ライブツアーでは木村拓哉さんや「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一さんが登場し、大きな話題に。

そして3位は、先日活動休止を発表した「嵐」がランクイン!現在、デビュー20周年の記念ツアー「ARASHI ANNIVERSARY LIVE TOUR 5×20」の真っただ中ですが、4月からはさらに32公演のドームツアーの追加が決定しています。そうなると2019年の観客動員数ランキングは、さらに上位となるのではないでしょうか?

4位以下をみると、7アーティスト中ジャニーズ勢は3組、ソローアーティストでランクインしているのは昨年引退となった安室奈美恵さんと福山雅治さんのみでした。全体を通してみると、男性のグループが強い傾向にあるようです。

男性アイドル部門は昨年解散した「Love-tune」が1位に!

さらに同調査ではアーティストクリップ数や参加ライブチェック数などの数値結果とファン投票をもとに選出した「みんなで選ぶベストパフォーマンスアーティスト」のランキングを部門別に発表。今回は注目すべき部門として「グループ部門」および「ソロ部門」、そして「男性アイドル部門」の上位ベスト5それぞれをご紹介します。

グループ部門

1位 B'z

2位 ONE OK ROCK

3位 UNISON SQUARE GARDEN

4位 UVERworld

5位 back number

2000年以降デビューのアーティストたちがランクインする中、1位となったのは昨年デビュー30周年で、観客動員数ランキングで2位を獲得した「B'z」に!

ソロ部門

1位 安室奈美恵

2位 Nissy

3位 斉藤和義

4位 小田和正

5位 山本彩

2位の「Nissy」はAAAのボーカリストとしても活躍する西島隆弘さん。昨年は初の東京ドーム公演を開催するなど、精力的な活動をみせました。そして4位には小田和正さんもランクイン。現在71歳です。

男性アイドル部門

1位 Love-tune

2位 SixTONES

3位 Kis-My-Ft2

4位 Hey! Say! JUMP

5位 関ジャニ∞

1位の「Love-tune」はジャニーズに所属していた7人組のアイドルグループですが、昨年惜しまれつつ解散。昨年には横浜アリーナを単独で満席しており、ファンからの強力な後押しのコメントが1位の原動力となったようです。

大好きなアーティストのライブは、まさに夢のような時間。これが生きがいという人もたくさんいます。

2018年は安室奈美恵さんの引退という大きなトピックがあった音楽業界。2019年はいきなり嵐の活動停止が発表される、波乱の幕開けとなりました。この1年間これからどんな風に音楽業界が変化していくのか、見守っていきたいですね。

【調査概要】
調査主体……株式会社SKIYAKI