アップル純正iPhone XS用バッテリーケースは、iPhone Xで利用できるのか?

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スマートフォンを使っていて、常に不安なのがバッテリー残量です。
丸1日外出したり、常時通信しながら移動したり、テザリングを多用したり、
ヘビーに利用するシーンになるほど、バッテリー残量は気になります。

そうしたケースでユーザーにとって心強いアイテムがモバイルバッテリーです。
現在のモバイルバッテリーは、充電しながらの利用でも数日間スマートフォンを利用できる大容量の製品から、コンビニでも入手できる小型・軽量な製品まで、使うシーンにあわせた多種多様な製品が揃っています。

しかし、このモバイルバッテリーよりも、さらに手軽に利用できる機器があります。
それがバッテリーを内蔵したケースです。

スマートフォンの保護用として背面カバーを付けているユーザーは多くいます。
バッテリーケースとは、
こうしたカバー型ケースにバッテリーが内蔵された製品です、
ケースにバッテリーを内蔵しているので、通常の背面カバーより厚みや重さが増えますが、モバイルバッテリーとケーブル接続する手間もなく、移動や持ち歩きをしながらの充電も手軽にできます。

これまでバッテリー内蔵ケースは、サードパーティから発売されることがほとんどでしたが、最新のiPhone XS/XS Max/XR用では、アップルの純正バッテリー内蔵ケース「Smart Battery Case」がリリースされています。

最近のiPhoneはディスプレイの大型化に合わせて、内蔵されているバッテリー容量も大きくはなっています。
とはいえ丸1日外出先で利用したり、常時通信しながら移動したりすれば、どうしてもバッテリー消費は多くなり、バッテリー切れを起こしやすくなります。

しかし「Smart Battery Case」を利用することで、iPhone XSであれば、
・連続通話時間が最大33時間
・インターネット利用が最大21時間
・ビデオ再生が最大25時間
ここまで利用時間を伸ばすことができます。

便利なiPhone XS用「Smart Battery Case」ですが、前機種のiPhone Xには公式には非対応となっています。
iPhone XSとiPhone Xは、ほぼ同サイズながら、カメラ位置など微妙に違う部分があり、そのため「Smart Battery Case」は非対応となっているようです。

しかしサイズ的には、iPhone Xでも「Smart Battery Case」を装着はできそうなので、実際に試してみました。
※アップルでは、正式な対応を発表していないため、自己責任となります。



iPhone XS用の「Smart Battery Case」


「Smart Battery Case」の外側はシリコン、内側はマイクロファイバーになっています。


「Smart Battery Case」の内側


ケースの上部を折り曲げて、iPhone Xを挿入し、
ケースの下部のLightningジャックをiPhone Xへ差し込みます。



「Smart Battery Case」にiPhone Xを挿入




「Smart Battery Case」にiPhone Xを装着


こうしてiPhone Xに「Smart Battery Case」を装着してみました。
現在iPhone Xでも利用できています。

Lightningケーブルによる充電を行った場合、
ケーブルを抜き差しすると、ロック画面に
・iPhone本体のバッテリー残量
・「Smart Battery Case」のバッテリー残量
2つが表示されます。
iPhone Xは、「Smart Battery Case」から常時充電される状態となり、iPhoneの内蔵バッテリーは常に100%に維持されます。
そして「Smart Battery Case」が空になると、iPhoneの内蔵バッテリーが減っていく仕組みです。


ロック画面のバッテリー表示


iPhone Xでの「Smart Battery Case」使用感ですが、
インターネット共有や動画鑑賞などでヘビーに使っていて、半日でバッテリーがなくなってしまうようなシーンでも、「Smart Battery Case」のバッテリー残量が0%になるだけで、iPhone内蔵バッテリー容量が100%近く残ってることもあります。

「Smart Battery Case」によるバッテリー持ち延長の安心感はかなり大きいと言えます。

iPhone XS/XS Max/XRをヘビーに利用するユーザーとって、「Smart Battery Case」は非常に役立つアイテムで、お勧めです。


伊藤浩一