Apple Watchとは違う! フォッシルの新スマートウォッチはファッションとフィットネス好きな人の時計だ
フォッシルジャパンは1月17日、2019年春発売のスマートウォッチ「FOSSIL Sport Smartwatch」(以下、Sports Smartwatch)を報道関係者に披露した。
IT・ガジェット的な注目ポイントは、
Qualcommの最新ウェアラブル向けチップセット「Snapdragon Wear 3100」を搭載していることだ。Snapdragon Wear 3100は、省電力と性能向上が特徴の最新チップセットである。
そもそもフォッシルの時計を求めているユーザー層は、
・デザイン
・使い勝手
・自分のライフスタイルに合っているか
これらが重要なのである。
今回のチップセットは、1日以上の電池持や快適な操作感を担保としており、上記のユーザー層にも安心して使って貰えるということが狙いである。
ケースのサイズは43mmと41mm
カラーバリエーションは、
・43mmが2色
・41mmが6色
春モデルと言うことで、レディースの41mmは爽やかなカラーを採用し、43mmは落ち着いたダーク系を採用したラインナップとなる。
店舗での発売は3月よりフォッシル直営店で取り扱いが先行でスタート。
4月以降に一般流通での取り扱いがスタートする。
販売価格は40,000円(税抜)。
なお、フォッシルの通販公式ストアでは、3月1日の価格改定前まで36,000円(税抜)で購入可能だ。
Sports Smartwatchは、その名の通りランニングやスイミングと言ったフィットネス用途に最適なスマートウォッチを目指した製品である。
背面はナイロン素材、ストラップは柔らかいシリコン製で。充電はマグネット式のアダプターで簡単
ケースにはアルミニウムとナイロンを採用しており、
・43mmでは28g
・41mmはなんと25g
というの軽さを実現している。
ストラップは柔らかいシリコン製で、裏面には腕に触れる面積が少なくなるよう内側部分をくり抜く工夫が施してある。
Sports Smartwatchの軽さと着け心地は、フルスペックのタッチスクリーン付きのスマートウォッチだと意識することなく、フィットネスに集中できるレベルだ。
時計表示の下のハートマークが心拍測定のボタンだ。2つの円は異なる運動量の達成度が確認できる
背面には心拍センサーを搭載しているので、ワークアウト終了後に心拍数を測って効果の確認もできる。この心拍を測る操作だが、標準のウォッチフェイスには心拍数がすぐに測れるようにショートカットが配置されているのも使いやすい。
さてスマートウォッチと言えばアップルの「Apple Watch」が、ブランディングに成功している。
その秘訣は、着ける人を選ばないシンプルなデザインのメタルケースやファッションブランドとのコラボレーションなど魅力的な製品づくりをしている点だ。
また、広告展開でのイメージ作りも上手く、ファッション用途だけではなくフィットネス用途でも人気が高いのである。
Apple Watchのフィットネス利用は、フィットネス専用機のような“ガチ”フィットネス用途ではなく、もっとライトに使いたいユーザーにリーチしているのが特徴だ。
Apple WatchはiPhoneから派生したガジェットだ。
一方フォッシルのSports Smartwatchは、ファッションウォッチから派生し、フィットネスでも使って欲しいと言うコンセプトのガジェットである。つまり、時計から始まり時計の新しい形として提案するというアプローチがフォッシル流なのである。
広告キャンペーンキャラクターには、
プラスサイズモデル・マラソンランナー・起業家としても活躍するキャンディス・ハフィンさんを採用。
ワークアウトの後をイメージさせる写真には、腕に着けたピンクのストラップの「ブラッシュ」がさりげなく写っている。
このSports Smartwatchのアナログ時計のような丸いベゼルとカラフルなシリコンストラップの組み合わせは、
みんなが持っているApple Watch
こうしたイメージとは一線を画し、Apple Watchとは違うアイテムを身につけたい。
そうした消費者ニーズを掘り起こすだろう。
今回発表された新製品には、Kate Spadeの「Scallop SmartWathc 2」もある。
第4世代のタッチスクリーンスマートウォッチだ。
定番のメタルストラップとレザーストラップのほかに、シリコンストラップのモデルも用意されている。
メタルストラップやレザーストラップは普段使いのファッションウォッチという立ち位置だが、シリコンストラップモデルはランニングやジムでのフィットネスでもKate Spadeを身につけたいというニーズに応えるものを狙っている。
広告イメージもこれまでのニューヨーカーのファッションアイテムではなく、フィットネス中もKate Spadeで自分を磨くという印象のものである。
さらにEMPORIO ARMANIの第4世代タッチスクリーンスマートウォッチにもアルミニウム素材のケースとラバーストラップの新作が用意された。
今回紹介したスマートウォッチは、
・GPS機能
・Google Assistantを使った音声検索
・心拍センサー
これらが搭載されている。
フォッシルとしては、これらの機能はもはや当たり前というスタンスだ。
その上で、利用する人のライフスタイルにフォーカスした製品を狙っている。
前回の秋冬モデルは、
ファッションウォッチを最先端のスマートウォッチ化することだった。
一方今回のテーマは、
スポーツする人をターゲットにしたモデルである。
・Apple Watchでもない
・フィットネス専用機でもない
フォッシルは、
・最先端のファッションアイテムに敏感な人
・時計ファン
これらの人たちを取り込もうとしているのは明らかだ。
それでもApple Watchを意識している面もある。
日本ではまだ利用することはできないが、第4世代タッチスクリーンスマートウォッチでは「Google Pay」による支払にも対応しているからだ。ウェアラブルデバイスでのGoogle Payが日本でも使えるようになれば、スマートウォッチをかざすだけで決済が可能となる。
このあたりは、なかなか面白い。
フォッシルのスマートウォッチの春モデルは、新しいことをはじめたくなる季節に向けて、スマートウォッチでも
・ファッション
・フィットネス
これを自然な形で結びつけるそんな役割を果たす製品なのである。
執筆 mi2_303
IT・ガジェット的な注目ポイントは、
Qualcommの最新ウェアラブル向けチップセット「Snapdragon Wear 3100」を搭載していることだ。Snapdragon Wear 3100は、省電力と性能向上が特徴の最新チップセットである。
そもそもフォッシルの時計を求めているユーザー層は、
・デザイン
・使い勝手
・自分のライフスタイルに合っているか
これらが重要なのである。
今回のチップセットは、1日以上の電池持や快適な操作感を担保としており、上記のユーザー層にも安心して使って貰えるということが狙いである。
ケースのサイズは43mmと41mm
カラーバリエーションは、
・43mmが2色
・41mmが6色
春モデルと言うことで、レディースの41mmは爽やかなカラーを採用し、43mmは落ち着いたダーク系を採用したラインナップとなる。
店舗での発売は3月よりフォッシル直営店で取り扱いが先行でスタート。
4月以降に一般流通での取り扱いがスタートする。
販売価格は40,000円(税抜)。
なお、フォッシルの通販公式ストアでは、3月1日の価格改定前まで36,000円(税抜)で購入可能だ。
Sports Smartwatchは、その名の通りランニングやスイミングと言ったフィットネス用途に最適なスマートウォッチを目指した製品である。
背面はナイロン素材、ストラップは柔らかいシリコン製で。充電はマグネット式のアダプターで簡単
ケースにはアルミニウムとナイロンを採用しており、
・43mmでは28g
・41mmはなんと25g
というの軽さを実現している。
ストラップは柔らかいシリコン製で、裏面には腕に触れる面積が少なくなるよう内側部分をくり抜く工夫が施してある。
Sports Smartwatchの軽さと着け心地は、フルスペックのタッチスクリーン付きのスマートウォッチだと意識することなく、フィットネスに集中できるレベルだ。
時計表示の下のハートマークが心拍測定のボタンだ。2つの円は異なる運動量の達成度が確認できる
背面には心拍センサーを搭載しているので、ワークアウト終了後に心拍数を測って効果の確認もできる。この心拍を測る操作だが、標準のウォッチフェイスには心拍数がすぐに測れるようにショートカットが配置されているのも使いやすい。
さてスマートウォッチと言えばアップルの「Apple Watch」が、ブランディングに成功している。
その秘訣は、着ける人を選ばないシンプルなデザインのメタルケースやファッションブランドとのコラボレーションなど魅力的な製品づくりをしている点だ。
また、広告展開でのイメージ作りも上手く、ファッション用途だけではなくフィットネス用途でも人気が高いのである。
Apple Watchのフィットネス利用は、フィットネス専用機のような“ガチ”フィットネス用途ではなく、もっとライトに使いたいユーザーにリーチしているのが特徴だ。
Apple WatchはiPhoneから派生したガジェットだ。
一方フォッシルのSports Smartwatchは、ファッションウォッチから派生し、フィットネスでも使って欲しいと言うコンセプトのガジェットである。つまり、時計から始まり時計の新しい形として提案するというアプローチがフォッシル流なのである。
広告キャンペーンキャラクターには、
プラスサイズモデル・マラソンランナー・起業家としても活躍するキャンディス・ハフィンさんを採用。
ワークアウトの後をイメージさせる写真には、腕に着けたピンクのストラップの「ブラッシュ」がさりげなく写っている。
このSports Smartwatchのアナログ時計のような丸いベゼルとカラフルなシリコンストラップの組み合わせは、
みんなが持っているApple Watch
こうしたイメージとは一線を画し、Apple Watchとは違うアイテムを身につけたい。
そうした消費者ニーズを掘り起こすだろう。
今回発表された新製品には、Kate Spadeの「Scallop SmartWathc 2」もある。
第4世代のタッチスクリーンスマートウォッチだ。
定番のメタルストラップとレザーストラップのほかに、シリコンストラップのモデルも用意されている。
メタルストラップやレザーストラップは普段使いのファッションウォッチという立ち位置だが、シリコンストラップモデルはランニングやジムでのフィットネスでもKate Spadeを身につけたいというニーズに応えるものを狙っている。
広告イメージもこれまでのニューヨーカーのファッションアイテムではなく、フィットネス中もKate Spadeで自分を磨くという印象のものである。
さらにEMPORIO ARMANIの第4世代タッチスクリーンスマートウォッチにもアルミニウム素材のケースとラバーストラップの新作が用意された。
今回紹介したスマートウォッチは、
・GPS機能
・Google Assistantを使った音声検索
・心拍センサー
これらが搭載されている。
フォッシルとしては、これらの機能はもはや当たり前というスタンスだ。
その上で、利用する人のライフスタイルにフォーカスした製品を狙っている。
前回の秋冬モデルは、
ファッションウォッチを最先端のスマートウォッチ化することだった。
一方今回のテーマは、
スポーツする人をターゲットにしたモデルである。
・Apple Watchでもない
・フィットネス専用機でもない
フォッシルは、
・最先端のファッションアイテムに敏感な人
・時計ファン
これらの人たちを取り込もうとしているのは明らかだ。
それでもApple Watchを意識している面もある。
日本ではまだ利用することはできないが、第4世代タッチスクリーンスマートウォッチでは「Google Pay」による支払にも対応しているからだ。ウェアラブルデバイスでのGoogle Payが日本でも使えるようになれば、スマートウォッチをかざすだけで決済が可能となる。
このあたりは、なかなか面白い。
フォッシルのスマートウォッチの春モデルは、新しいことをはじめたくなる季節に向けて、スマートウォッチでも
・ファッション
・フィットネス
これを自然な形で結びつけるそんな役割を果たす製品なのである。
執筆 mi2_303