中島翔哉、「面白いほど抜けるドリブル」の秘訣とは
ロシアワールドカップ後、日本代表の「10番」に定着した中島翔哉(ポルティモネンセ)。
残念ながらアジアカップは直前の負傷で離脱となってしまったが、『スカパー』が制作する新年特番に出演しアトランタ五輪で主将を務めた前園真聖さんと対談した。
ともに五輪の代表チームでエースを担い、日本サッカー史上屈指のドリブラーとして知られる二人。当然、話題はそのドリブルに及んだ。
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— スカサカ!サッカー専門チャンネル (@sptv_jleague) 2019年1月16日
ちょっと驚きだったのは、中島の「ほとんど何も考えていない」という言葉だろう。
中島にとってドリブルは「迷わないこと」が大切であり、練習でこそ細部まで意識するものの試合では「相手が来たらボールと一緒に全速力でダッシュしながら、相手が来たら身体が自然にかわしてくれる」と大部分を感覚に頼っていることを明かした。
ただ、それにはちゃんと理由もあるようだ。
中島は「トラップする時に一回止まるのは好きじゃない」と語り、会話のなかで何度もドリブルの「スピード」を強調する。ここでいう「スピード」とはもちろん単純なスプリント能力ではなくドリブル速度やプレースピードのことだ。
このことから、彼は例えばネイマールのように止まる・仕掛けるといった緩急を駆使したものよりは、常に足を止めないドリブルを理想としていることが分かる。
そして、「どっちにしよう?と思った瞬間にドリブルの速度が落ちてしまう」ので、あえて頭で考えないようにしているということのようだ。
これが現在、欧州のビッグクラブからも狙われる24歳の「面白いほど抜けるドリブル」の秘訣ということになる。
ちなみに自身では「全然ドリブルは上手くないと思っている」んだそう。ただ、前園さんから「でも好きですよね?」と聞かれると「好きです。好きだからやっているんですけど…(笑)」と答えていた。
この他にも中島の素顔が明かされる『スカパー』の特番「Pleasure 中島翔哉 笑顔の飛翔」は、前編が1月12日22時(再放送あり)、後編が同19日22時から初回放送となっている。