大坂なおみと試合後に握手する謝淑薇【写真:Getty Images】

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変幻自在の“くせ者”ぶりを発揮した謝に労いの輪「素晴らしい試合した」

 テニスの4大大会・全豪オープンは19日、女子シングルス3回戦で世界ランク4位の大坂なおみ(日清食品)が同27位の謝淑薇(台湾)に5-7、6-4、6-1で逆転勝ち。敗れた謝は33歳ながら変幻自在の“くせ者”ぶりを発揮し、大坂のミスを誘って追い詰めた。大会公式ツイッターは芸術的なドロップショットを動画付きで公開し、さらに「また近いうちに、淑薇!」と労うと、海外ファンから「素晴らしい試合した」「淑薇、神すぎるよ!」との声が上がっている。

 走って拾って粘って、大坂を追い詰めた。謝淑薇は100キロ台前半という緩いサーブも交ぜながら、全米女王を翻弄。コートを広く使ってミスのないストローク戦を展開し、反対に焦った大坂にミスを連発させた。第2セットはダブルスのサイドラインのさらに外からクロスにドロップショットを炸裂。大坂も動けない芸術的なテクニックの瞬間を、大会公式ツイッターも「このタッチはどう?」と驚きとともに動画付きで公開するなど、あと一歩のところまで追い詰め、メルボルンを沸かせた。

 奮闘を称えるように試合後、大会公式ツイッターは「また近いうちに、淑薇!」と投稿。海外ファンも「彼女は素晴らしい試合をした。見事な頑張りだった」「私のお気に入り選手と対戦するたびに物静かだが厳しい相手と感じるよ」「よくやった、淑薇がんばれ」「次は大坂を倒すだろう、ゆけ少女よ」「淑薇、神すぎるよ!」とコメントし、喝采を送っていた。33歳とは思えないスタミナと、33歳らしい熟練の技で大坂を翻弄した謝。敗れこそしたが、存在感を残してメルボルンを去った。(THE ANSWER編集部)