海外でも優秀な成績を収めている『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』
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 鳥山明原作による人気アニメ「ドラゴンボール」の新作映画『ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー』が現地時間16日に北米(アメリカ・カナダ)で公開され、興行収入700万ドル(約7億7,000万円)を突破し、デイリーランキングでトップに立った。(数字は Box Office Mojo ・配給など調べ・1ドル110円計算)

 約1,250スクリーン規模で公開された本作は、初日だけで興収703万3,008ドルを記録。2015年に2週間上映された『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の累計興収800万8,363ドル(約8億8,000万ドル)に迫る数字を1日でたたき出した。日本の配給を手掛ける東映によると、すでに北米で公開された日本アニメーション映画の歴代興収10位にランクイン。日本のアニメが北米でデイリー1位を獲得したのは、1999年の『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』以来20年ぶりで、21世紀以降公開の作品では初だという。

 シリーズ20作目の劇場版となる本作は、公開前から北米に向けて積極的なプロモーションを展開。昨年8月には、サンディエゴで開催された北米最大級のポップカルチャーの祭典コミコン・インターナショナルで、 6,500人を収容する会場でパネルディスカッションを開催し、10月のニューヨーク・コミコンには悟空役の野沢雅子が参加して話題を振りまいた。

 昨年12月27日から、北米以外の各国で公開がスタートしており、ブラジル、メキシコ、ペルー、チリ、アルゼンチン、中央アメリカ、コロンビア、プエルトリコ、ドミニカ共和国で公開初週末のランキングで1位を獲得。同作の世界的な人気を証明する結果を出している。日本でも昨年12月14日の公開以来、順調な興行を展開しており、興行収入は14日時点で累計36億円を突破している。(編集部・入倉功一)