ウズベキスタン戦で決勝ゴールを挙げた塩谷【写真:Getty Images】

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美しいミドルシュートを突き刺した塩谷に集まる注目

 サッカーアジア杯に参戦中の日本代表は17日、ウズベキスタンに2-1で逆転勝ち。1次リーグF組を3戦全勝で1位通過した。殊勲の勝ち越し弾を決めたのが、DF塩谷司(アルアイン)だ。同点の後半13分、こぼれ球に反応し、エリア外から左足で強烈なミドルシュートを叩き込んだ。勝利に導いたスーパーゴールを自身のインスタグラムで動画で公開。現地メディアも続々と称賛を送っている。

 まさに閃光のようなゴールだった。1-1の後半13分、エリア外の中央にいた塩谷のもとにこぼれ球が。迷いなく左足を振り抜いた。糸を引くような軌道がゴールの右隅へ。これぞゴラッソ。衝撃的な勝ち越し弾だった。

 味方から祝福され笑顔を浮かべる塩谷。慣れ親しんだUAE・アルアインのピッチで、代表初ゴールを突き刺した。広島時代に森保監督のもとでプレー。今回は追加召集だったが、初先発で指揮官の期待にしっかりと応えてみせた。

 DFながら攻撃力も売り。この日はボランチでの出場だったが、攻撃面で最高の輝きを放った塩谷を現地メディアも絶賛の嵐だった。

現地メディアは続々絶賛「シオタニがヒーローとなった」

 UAEメディア「ザ・ナショナル」は「アジアカップのFグループでアルアインのツカサ・シオタニがヒーローとなり日本を安全な突破に導く」と題しスポットライトを浴びせている。

「華々しい一撃で、UAE大会で日本を3連勝に導く。ツカサ・シオタニは明らかに華々しく巧みだった」と記事では称賛。さらにUAE紙「ガルフニュース」も「ツカサ・シオタニが25ヤード(約22.9メートル)の距離からボールを突き刺した。彼の解放されたパイルドライバーはゴール左へ、ウズベキスタン側にはノーチャンスだった」と独特の表現で塩谷のゴールを絶賛している。

 自身もインスタグラムを更新し、「応援ありがとうございました!忘れられない代表初ゴールになりました!あと4つ!!」と感謝の思いとともに、頂点までの道のりをはっきりと見据えた。

 21日は決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアと戦う。UAEをよく知る塩谷が森保ジャパンの切り札になるかもしれない。(THE ANSWER編集部)