2018年のスポーツ界を沸かせた羽生結弦(左)と大坂なおみ【写真:Getty Images】

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日本人2人がローレウス世界スポーツ賞の候補に選出

 フィギュアスケートで五輪連覇の絶対王者・羽生結弦(ANA)がまた新たな勲章を手にする可能性が出てきた。2019年ローレウス世界スポーツ賞の年間最優秀復帰選手部門にノミネートされた。同賞はスポーツ界のアカデミー賞ともいわれる名誉ある賞。日本人ではほかにテニスで全米オープン優勝の大坂なおみ(日清食品)も年間最優秀成長選手部門にノミネートされている。

 ローレウス世界スポーツ賞は、目覚ましい活躍を選手や団体を称えることを目的とし、2000年に設立された。過去には柔道男子で五輪3連覇の野村忠宏や、2011年のサッカー女子W杯で優勝したなでしこジャパン、車いすテニスの上地結衣がノミネートされた例があるが、いずれも受賞は逃している。羽生、大坂が受賞すれば日本人では個人、団体含めて史上初めての快挙となる。

 年間最優秀復帰選手部門には、羽生以外には、ゴルフのタイガー・ウッズ(米国)、アルペンスキーのリンゼイ・ボン(米国)、スノーボードのマーク・マクモリス(カナダ)、スノーボードのビビアン・メンテルスペー(オランダ)、レスリングのビネシュ・フォガト(インド)がノミネートされている。

 右足首の怪我を乗り越えて66年ぶりの五輪連覇の偉業を達成した羽生、日本人初の4大大会シングルス優勝を果たした大坂が新たな栄誉を手にするのか。結果は2月18日にモナコで発表される。(THE ANSWER編集部)