今大会はオマーンとの第2戦に途中出場したのみだった武藤。それだけにウズベキスタン戦に並々ならぬ闘志を燃やしていた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[アジアカップ・グループリーグ第3戦]日本 2-1 ウズベキスタン/1月17日/ハリファ・ビン・ザイード・スタジアム

 1月17日、日本代表はアジアカップのグループステージ・第3戦でウズベキスタンと対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。
 
 中央アジアの雄に先制を許す苦しい展開で、森保ジャパンを救ったのは実に3年3か月ぶりの一撃を決めた背番号13だ。
 
 ビハインドを背負った直後の43分。右サイドを突破した室屋成のクロスに武藤嘉紀が頭で合わせ、嫌な雰囲気を一掃する同点弾を決めた。
 
 武藤にとって、代表戦でのゴールは2015年10月13日のイラン戦以来。「本当に久しくゴールから遠ざかっていたので、今日やっと日本代表の勝利に貢献出来て良かった」と、胸を撫で下ろした。
 

 今大会はオマーンとの第2戦に途中出場したのみだった。それだけに3戦目に懸ける想いは誰よりも強く、勝って首位突破を決めたいと意気込んでピッチに立っていた。
 
「大幅なメンバー変更もありましたけど、自分たちで何が何でも1位通過で決勝トーナメントに行きたかった。なので、チーム一団となって、とにかく相手よりも走ることを意識して戦っていました」
 
 自らのゴールで1位を引き寄せたが、視線はすでに次のラウンド16に向いている。

「総力戦になって来ると思いますし、自分のためではなく、日本代表のため、そして応援してくれる方々のためにも、泥臭いゴールを今日みたいに取ってチームの勝利に貢献できればいい」
 
 武藤はどんな起用法であっても、2大会ぶりの優勝を目指すチームで全力を尽くす。

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