ガーナの汚職事件を追っていた記者が射殺される

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昨年6月に発覚したガーナサッカー協会による汚職疑惑を追っていたガーナ人ジャーナリストが何者かによって射殺される事件が起きた。フランス『フランス・フットボール』が伝えている。

記事によると、ガーナサッカー協会による汚職に関する調査を行っていたジャーナリストのアーメド・フセイン氏が、同国の首都アクラで射殺されたという。同氏は同僚が設立した『アンダーカバー・レポーターズ』というチームの一員で、昨年6月に汚職を摘発した。

伝えられるところによれば、警察は、フセイン氏は首や胸を撃たれ殺害されたと説明。犯人はまだ捕まっていないようだ。また、ガーナのメディア委員会はこの行為を非難し、徹底的な調査を進めるよう警察に求めている。「この犯罪の加害者を捕まえることは国家にとって重要なことである」と、委員長は述べている。

事件は昨年6月、ガーナの審判団66名と協会職員14名が、多額の賄賂を受けとっていることが発覚して起こった。その中にはクウェシ・ニャンタキー会長(写真)も含まれていたとされており、同会長を含むガーナサッカー協会の職員らが逮捕されていた。