レアルの第2GKナバス photo/Getty Images

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レアル・マドリードの守護神にふさわしいのはどちらなのか。これは今季常に議論されてきたことだ。今のところはロシアワールドカップで最優秀GKに選ばれたベルギー代表のティボ・クルトワが任されているが、昨季までゴールを守っていたケイロル・ナバスもかなりの実力者だ。しかもクルトワは失点が多いと批判を浴びており、ワールドカップとは異なるパフォーマンスになってしまっている。

その議論に決着をつけることになるのだろうか。スペイン『as』はここからの数試合を楽しみにしている。13日のレアル・ベティス戦もそうだったが、現在クルトワは負傷離脱している。その間はナバスがゴールマウスを守ることになるが、スタッツで見るとナバスの方が今季は印象的なのだ。

ナバスは昨夏のUEFAスーパーカップも含めると、今季は10試合に先発して9失点となっている。アトレティコ・マドリードとのUEFAスーパーカップでは2-4で破れているため、この4失点が響いている格好だ。しかしリーグ戦、チャンピオンズリーグ、スペイン国王杯では安定しており、ここまで1試合平均失点は0.9点だ。

一方のクルトワは昨夏に加入してから21試合を戦って27失点。1試合平均失点は1.28点と高くなっている。ナバスはクリーンシートも4度達成しており、達成率は44.44%だ。出場数に違いはあるが、クルトワの場合は38.09%まで数字が落ちる。クルトワの方がナバスより優れていると断言できない状況なのだ。

クルトワが離脱している間にナバスは評価を固めることができるのか。同メディアも1月は序列逆転へのチャンスと捉えている。