恋愛研究家の六波羅ナオトです。

最近、テレビや雑誌で芸能人や有名人の女性だけの対談という企画をよく耳にします。出演している女性は、20代の売れっ子女子アナやお笑い芸人、バツイチママタレなど、バラエティーに富んでいます。内容的には、20代の若いタレントが「○○な女の人っているじゃないですかぁ?アレってあざといと思いませんか〜?」というフリに対して、アラフォーの女性タレントが「オマエのしゃべり方のほうがウザいわ!」というツッコミを入れるといった、年齢マウンティングに終始するのですが、中には若い女性ならではの切実な意見もあるようで、筆者的になるほどなと見ているところです。

しかし、この話はあくまでも女性が女性に対して「あざとい」と感じることであって、決して男性目線から見ても同様とは限りません。男性からすると、「女性同士ってそんなところであざといと感じるの?」と思うことも多々あります。そこで、今回は、「女子からみてあざといと思う女を男性はどう思うか?」について、筆者の取材に応じてくれた男性諸氏の意見を交えてご紹介したいと思います。

SNSで痛いオンナ

SNSで痛い人というのは、女性に限らず男性も多数存在するのが今の時代を象徴しているとでもいいましょうか、筆者も幾度となく、本連載で「SNSで痛い人」に言及しています。女性からみてSNSで痛いオンナとは、特に男性に対して媚びを売ることだけではなく、自分を可愛く見せたり、か弱さアピール、かまってちゃんなど王道が多かったのが印象的です。例えば、インスタの投稿が「オマエは芸能人かよ!?」と思うくらい、凝った演出の絵面だったり、体調不良で熱が出たときに体温計の数値をアップしたり。次から次へと噴出するほどでした。

この件に関して、男性の意見としては、確かにインスタに限らず、SNSでは痛々しい女性の投稿をよく見かけます。インスタ映えだとか体温計だとかの投稿は、そこらじゅうにあふれかえっているのが今のSNSってもんでしょう。なので男性目線としては、SNSの投稿に関してはあまり気にしないというか、麻痺しているといったほうが正しいかもしれません。

ただし、自撮りばかりを連投する女性、年齢を考えず20代女性と張り合うように可愛さアピールするアラフォー、アラフィフ女性、大した話題性もないに「あー雨降ってきた」など、どうでもいい投稿して構って欲しいアピールする女性などは、とっくに痛々しいオンナに認定されていますので、皆さんが「あざといオンナ」と声を荒げて糾弾するまでもないでしょう。

このSNSで痛いオンナの話の中で、筆者がもっとも興味深かったのは、友達との2ショット写真やみんなの集合写真で、わざと友達がブスに写っている(写りの悪い)画像を選んで投稿するオンナが本当にあざとい! という意見もありました。さすがにコレは男性には解らない意見だなと感心した次第です。

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さて、前編ではSNSの話に終始しましたが、どうやら女性が言う「あざといオンナ」というのは、男性に「モテる」ことが目的ではなく、男女問わず老若男女に「モテはやされたい」ということではないかという気がしてきました。男性の前であざとくイイ女を演出したところで、その相手の男性には恋愛感情は1ミリも存在せず、ただ良く思われたい、チヤホヤされたい、というコンセプトであざといことをしているのではないかと。後編では、男性が現場にいるようなシチュエーションでの出来事について迫ってみたいと思います。

なんかもう、何もかもが面倒くさくなるSNSアピール女子の存在。

巨乳アピール、ボディータッチ……あざとい行動を男性はどう見ている?〜その2〜に続きます。