ヒリヒリとしびれるような辛さにハマっている人が急増中。「しびれ鍋」もこの冬のトレンドワードです。

今回は、スーパーで手軽に買える豆板醤(トウバンジャン)、山椒(サンショウ)、ラー油を使った、しびれる麻辣タレのつくり方をご紹介します。料理やグルメについて執筆しているライターの朝岡真梨さんが教えてくれました。


ティースプーンでざっくり量って混ぜるだけ!しびれるほどおいしい麻辣タレです

混ぜるだけ!コクうましびれ調味料になる麻辣タレ



「第6の味覚」の候補とも言われるのが、中国・四川料理で知られる「麻辣(マーラー)」味。「しびれ」という意味の「麻(マー)」と、唐辛子などの辛さを意味する「辣(ラー)」を融合した味は、食べるほどにやみつきになるおいしさ。

このタレは、量りや軽量スプーンを使わずに、食べたい分量からつくることができるので、料理初心者でも再現しやすいレシピです。


【材料】

・豆板醤
・山椒
・ラー油
・みそ(今回は麹が多めの信州みそを使用)

【つくり方】

豆板醤:山椒:ラー油:味噌を1:1:1:2の割合で混ぜ合わせるだけ。


ご自宅にあるティースプーンなどのすりきり1杯を目安に分量を調整してもOK。ピリリとしびれるコクのある麻辣タレの完成です。
一人分の少量からでもおいしくつくれるので、配合だけ覚えておくとすごく便利ですよ。

●おかずにもデザートにもアレンジしやすい

この麻辣タレは、みそと山椒という和の調味料がベースなので、肉にも魚にも野菜にも合い、中華料理のみならず、和食との相性もよいです。

寒い季節なら、お鍋のつけダレにすると、しびれる辛さが体をいっそうホットに! お正月に残ったおもちを焼いてこの麻辣タレをつけ、のりで巻いてもおいしいですよ。


私のおすすめは、雪見だいふくにちょっとのせること。

求肥(ぎゅうひ)のもっちりした食感とアイスの甘さに、この麻辣タレが意外にもよくマッチします。冷たい甘さの後にヒリヒリしびれてくる熱い辛さが、絶妙な味わいのコントラスト。ついついあとを引く大人のおいしさです。

●青ネギを加えてサラダチキンにのせるだけ!絶品しびれおつまみ


基本の麻辣タレに刻んだ青ネギをお好みの分量で加えてみてください。彩りと香りがさらに豊かになって、食べごたえがアップ!


私のおすすめは、スライスしたサラダチキンにかけていただくおつまみ。火を使わないであっという間にできるし、お酒にもよく合いますよ。

また今回は山椒でつくりましたが、花椒(ホアジャオ)という中華山椒に替えてみると、さらに華やかな香りも楽しめます。

食べるたびに汗が出てくるほどの麻辣味。ぜひ麻辣タレをつくって、いろんなお料理につけながら楽しんでみてください。

●教えてくれた人
【朝岡真梨さん】

50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに各地のグルメや体験を紹介しているライター。国内の最新家電やモバイル機器に関する取材も多く、女性目線ならでは市場動向の分析が得意。料理と旅行についてのブログ「遊んでばかりのスナフキン」
が人気。夫婦そろって温泉ソムリエの資格を取得し、旅行と食事を楽しんでいる