皆が同じ時間に集合して同じ時間に解散するパーティを想像してみてください。話せる相手はせいぜい2〜3人なのに、帰り際に割り勘で何千円も払わされる悲劇のようなパーティです。

何か思い当たりませんか? そう、まさにレストランでのグループディナーがそれに当たります。

大人数でのディナーは、主催者にとっては便利かもしれませんが、その他大勢にとっては苦痛でしかありません。主催者は、パーティをホストする手間を省略したいだけなのです。それなのに、この手のディナーはことあるたびに開催されるうえ、ほぼ人付き合いにおける義務になっているのだから困りもの。

義務感満載のディナーをどうやってやり過ごすか、それが問題です。

早めに到着する

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ただでさえつまらないイベントを長くするなんて、と思うかもしれません。

でも、早めに到着して、バーで飲み物を手にしましょう。友達も来るようなら、同じく早めに来るように誘っておきましょう。これで、ほかの人が到着する前に、理想の相手と近い席を確保できます。

グループディナーの問題は、誰もがホストまたは主賓の近くに座りたいにもかかわらず、厚かましい人しかそれを実現できないところ。席次に対する不平は公然と言わないのが礼儀ですが、いい席に座るべき権利があなたにあるなら、その礼儀作法は無視しても構いません。

何が言いたいかというと、主賓とすでに話している最中であれば、その権利はあなたにあるのです。早めに到着して、優先権を獲得してください。

人は不公平な状況を目の当たりにしても、当然のように繰り広げられていれば抗議することはできません。

私たちの脳はサルのように単純で、限られたリソースを取り合うことは許容できても、誰かがため込んだリソースを奪って平等に分配することは許容できないのです。それこそが支配者階級が君臨し続ける仕組みであり、あなたがいい席を獲得できる方法でもあります。

また、早めに到着することで、最大の苦痛の時間帯である「料理が来ていないテーブルを皆で囲んでいる状態」が訪れる前に、社会的潤滑油を投入する時間を確保できます。これをしておくことで、たとえ望まない人と席が隣り合わせになっても、多少は話しやすくなるでしょう。

すべてシェアする

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レストランでの会計には緊張がつきものです。シンプルに割り勘にするのか、店員さんの手を煩わせて個別に計算してもらうのか。人数が多くなるほど、全員が納得できる方法は見つかりにくくなります。

レストランでのグループディナーの多くは、誕生日ディナーでしょう。その場合、苦労は二重になります。

というのも、主賓は無料という不文律があるから。たとえその人が高いレストランを選んだ張本人だとしても、です。そんな輩にはもう誕生日が来なくていいと思うのですが、そう念じたところで何の解決にもなりません。では、あなたの大切なお金を損しないためにはどうすればいいのでしょう。

結局、割り勘にするのであれば、食事もシェアするのが平等です。大家族のように、テーブルでワインを頼み、前菜をシェアし、主菜もシェアします。そうすれば、支払いも割り勘以外に方法はありません。

もちろん、ワイン以外を飲みたいと主張する人もいるでしょう。その場合でも、金額交渉のひと手間が省けるのは大きいと思います。

ただし、食事も支払いもシェアする提案は、食事が始まる前に皆の同意を得ておくことが大切です。高級レストランでシェアするようなスタイルのお店じゃなくても、アイデアを出して皆の意思を問うことに問題はありません。

ゲームをする

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これで、いい席を確保し、金銭面での悲劇を回避できました。

それでも、会話が気まずくなることは十分にありうる事態です。誰かがスマホをいじりだすと、申し合わせたように皆があとに続くことがよくあります。そうなると、さらに会話を再開するのが難しくなってしまいます。でもご安心を。

私たち人類は、そんな気まずいシチュエーションを何とかするために、ベタなゲームを発明してきたのですから。

まず、誰かがスマホをチェックしそうな気配を感じたら、「スマホタイム!」と大声で言いましょう。そして、全員同時にスマホをチェックしてもらいます。次に、ゲームの案内をします。

「では2分後に、皆さんのスマホで見つけた面白いネタをシェアしてもらいます」とか、「皆さんのスマホに保存されているオモシロ写真を見せてもらいます」といった感じです。

ええ、どちらもバカバカしいし、相変わらず少し気まずいですよね。でも、こうすることで、スマホを中断から会話のきっかけに変えることができます。誰しも、スマホの中に何かしら面白いネタを抱えているもの。そこから、話題はいくらでも広がります。だってそれは、その人が「面白いに違いない」と思って、自ら選んだ話題なのですから。

これは、別のグループディナーハック「遠慮のかたまり争奪コンテスト(英文)」とも併用できます。いちばん面白いスマホネタを披露した人が最後の一口をもらえることにすれば、盛り上がること必至です。

そもそも行かない

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親友からグループディナーのお誘いが来たけど、断るのも悪いし…。なーんて思う必要はありません!

別の日を提案して、飲みに行けばいいのです。あるいは、1対1でディナーをすればいいじゃないですか。あなたが行かないことでグループの人数が減り、ほかの人の苦痛も少しは和らぐでしょう。

あるいは、自ら名乗り出てパーティを主催するというクレイジーな裏技もあります。思い切って持ち寄りパーティにすれば、少なくとも誰かのいとこの隣で1時間を過ごしたあとに11人分の割り勘を計算するという苦痛からは解放されますよ。

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Nick Douglas - Lifehacker US[原文]

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