<初場所・2日目>逸ノ城(左)にはたき込みで敗れる稀勢の里(撮影・吉田 剛)

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 大相撲の初場所2日目が14日、東京・両国国技館で行われ、ここまで横綱在位12場所目で9度の休場と不振が続き、今場所に進退が懸かる横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は、平幕・逸ノ城(25=湊部屋)と対戦。

 立ち合いがなかなか合わず、4度目で立ったものの精彩を欠いた相撲だった。突き、押しで攻めた稀勢の里は、逸城のいなしにバランスを崩したが土俵際で残す。しかし、再び攻めようとしたところではたかれ、あえなく転がり、初日に続いて黒星を喫した。これで昨年秋場所からは7連敗(不戦敗を除く)。15日制定着後では、貴乃花の7連敗に並ぶ横綱のワースト記録となってしまった。

 13日の初日に結びの一番で小結・御嶽海(26=出羽ノ海部屋)を攻めきれず、押し出されて黒星発進。稀勢の里に対して、奮起を促す「激励」を決議した横審のメンバーも「残念です。(千秋楽まで)全うできるか不安になります」と心配していたが、2日目も場内の大歓声に応える結果は出せなかった。

 逸ノ城に敗れ勝敗が決した瞬間、国技館は静まり返った。進退の懸かる今場所は、途中休場は許されない状況。最終決断するのは本人だが、このままずるずるいけば引退の2文字が近づいてくる。