本広克行監督とムロツヨシ

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 本広克行監督がディレクターを務める「さぬき映画祭」のプレイベント「さぬきムロツヨシ映画祭」が1月13日、香川県内の劇場で行われた。この日は、本広監督がメガホンをとった「サマータイムマシン・ブルース」が上映され、同作で銀幕デビューを飾ったムロ、本広監督、原作者である上田誠がトークショーを行った。

 ヨーロッパ企画の上田による戯曲を映画化し、2005年9月3日に全国で封切られた今作は、タイムマシンをめぐって思いがけない事態に巻き込まれる学生たちの姿を描く青春コメディ。瑛太の映画初主演作であり、ヒロイン役の上野樹里、川岡大次郎、真木よう子、佐々木蔵之介ら、現在の日本映画界で活躍を続ける面々が顔をそろえている。

 ムロが演じたSF研究会のお笑い担当ともいえる石松大悟は、本広監督が今作以降に手がけた「UDON」(06)、「曲がれ!スプーン」(09)にも登場している。「サマータイムマシン・ブルース」の撮影時は、同県宇多津に滞在していたことから「映画人生のふるさと」と述懐。昨年は42歳でエランドール賞新人賞を受賞するなど映画、ドラマで八面六臂の活躍を見せた。本広監督は、「空港にすごい数の女の子がいたから、誰が来るのか聞いて見たら『ムロツヨシさんが来るんです!』って。ビックリしましたよ」と舌を巻いた。

 上田が主宰するヨーロッパ企画では、20周年公演として今作の15年後を描く「サマータイムマシン ワンスモア」を昨年上演。本広監督が「倍以上は面白かった」と絶賛すれば、ムロも「よくあんなん書いたなあ。(前作より)もっと濃厚ですよ!」と負けていない。上田が「映画ではタイムマシンに18回乗っていますが、今回の舞台では32回乗っていますから」と胸を張ると、ムロが「続編やろうよ! 台本もあるんですから、本広さん、やるしかないですよ!」と訴えた。

 本広監督が「(ロケで使った)四国学院大学のホワイトハウス、今も残っているんですよ」と明かすと、ムロは「瑛太、樹里、真木よう子、いやあ、集めるの大変ですよ」とニヤリ。さらに、「作るという既成事実を作っちゃいましょう。決定です! 瑛太には根回ししていますから。今夜、撮る時期を決めちゃいましょう」とあおると、本広監督も「じゃあ、せっかくですから。香川県庁の全面協力ということでいいですか?」と語ると、満員の客席からは大喝さいが沸き起こった。ムロは、「座長(瑛太)は首を縦に振っていますから、樹里に会いに行かなくちゃ。その後、真木よう子にも会いに行きますよ」と意欲満々だった。

 さぬき映画祭2019は2月9〜11日、香川県高松市ほかで開催。