“禁断の移籍”? バルサ指揮官、チェルシーの元レアルFW獲得を示唆

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 バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督が、チェルシーのスペイン代表FWアルバロ・モラタに関心を寄せていることを示唆した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が12日に伝えている。

 2017年にレアル・マドリードからクラブ史上最高の7000万ポンド(当時約80億円)でチェルシーに加入したモラタ。しかし26歳のストライカーは今季プレミアリーグで5ゴールしか奪えていない。

 11日に行われた記者会見でチェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は、モラタの移籍について「可能性はある」と言及。移籍の噂を助長していた。

 そして12日、バルセロナのバルベルデ監督は「スペインの代表選手に興味を持っている」と言及。「モラタか?」と記者から詰められた同監督は次のようにコメントを残し、否定しなかった。

「同じことしか言えない。彼(モラタ)は素晴らしい選手だ。ただ、彼は今別のチームに所属している。そして我々はそのことに関して大いに尊敬している」

 なお、バルセロナは今冬スペイン代表FWムニル・エル・ハダディがセビージャに流出。ケガが増えてきたルイス・スアレスの後釜も探しており、ストライカーのポジションには空きがある。また、ムニルの移籍で選手登録枠が1つ空いたことを受け、バルベルデ監督はストライカーを補強する可能性があることについては認めている。

「ムニルが退団したことで、1つスペースが空いたことは間違いない。経済状況は考慮しなければならないが、新戦力を加えるかどうかを確認しているよ」

 なお、モラタはバルセロナの最大のライバルであるレアル・マドリード出身。“禁断の移籍”が実現するかどうか、注目が集まる。