憲法改正をテーマにした札幌弁護士会の集会に参加した自民党の石破茂元幹事長(左)と立憲民主党の山尾志桜里衆院議員=2019年1月12日、札幌市中央区、中崎太郎撮影

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 自民党の石破茂元幹事長と立憲民主党の山尾志桜里衆院議員は12日、札幌市内の集会(札幌弁護士会主催)で憲法9条改正などについて議論した。

 安倍晋三首相が意欲を示す9条への自衛隊明記について、石破氏は「かなり違和感を感じている」と表明。山尾氏も「(自衛隊違憲論を払拭〈ふっしょく〉するという首相の)目的は達成できない」などと同調した。

 首相は自衛隊を明記することについて「自衛隊の任務や権限に変更が生じるものではない。何も変わらない」との考えを示している。これに対し、石破氏は「自民党が国会提示を目指す『改憲4項目』とはかなり距離があるのではないか」と指摘。「解釈でどうでも振れる幅が大きいのは、立憲主義の観点からも決して良いことではない」としたうえで、「(戦力、交戦権は持たないとする)9条2項に書いてあることを(自衛隊を明記する)3項でひっくり返すのは、日本国の憲法としてかなり違和感を感じている」と話した。

 山尾氏は「(自衛隊を)違憲だと言う人はずっと違憲の立場に立つと思う。(首相の)目的は達成できない」などと応じ、首相の改憲論を「『自衛隊の発動要件を憲法で縛る必要はない。その時々の政権が法律で決めればいい』というものだ」と批判した。