日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告の側近とされるホセ・ムニョス執行役員が辞職したことが12日分かった。

 ムニョス氏は日産の重要市場である中国を受け持ってきたが今月、担当を外れていた。ゴーン被告に関する事件の発覚後、日産の上級幹部の辞職は初めてとみられる。

 ムニョス氏は昨年4月から中国事業を担当していたが、市場低迷もあり、販売が減速。会社全体の収益管理をみるCPO(チーフ・パフォーマンス・オフィサー)も務めていたが、中国担当と同時に外れていた。

 日産は、ムニョス氏が中国担当などを外れたことについて「別の業務に専念するため」と説明してきた。

 人事責任者のアルン・バジャージュ専務執行役員も自宅待機となっている。日産が不正に関する内部調査を拡大する中、現経営陣がゴーン被告に近い幹部を遠ざけているようだ。