今回の優勝で東海大学の「ネームバリュー」は上昇しそう(C)日刊ゲンダイ

写真拡大

 青学大の5連覇を阻んで箱根駅伝の総合優勝を果たした東海大学。言わずと知れた日本を代表するマンモス大学だ。

“万年V候補”東海大を箱根初優勝に導いた両角監督の参謀力

 卒業生には巨人の原辰徳監督(政治経済学部)のほか、菅野智之投手(体育学部)もいる。

 そんな東海大学だが、OBやOGは母校をどう見ているのか? 顧客体験クラウド「エモーションテック」が、卒業生アンケートで「入って良かった大学」のランキングを公表している。基本設問の「入学を家族や親しい友人・知人にどの程度すすめたいと思いますか」などのほか、大学の印象、就職支援、立地やキャンパスライフなどを加味した評価だ。

「NPS(ネット・プロモーター・スコア)という指標の1位は慶応大学でした。OB・OGネットワークや就職のしやすさ、ネームバリューの3項目で高い評価を得ています」(エモーションテック広報担当者)

 注目の東海大学は、集計された28大学中の最下位。調査時期と騒動が重なった日本大学(25位)より、OB・OGの評価は低かったことになる。

 箱根駅伝総合2位の青学大は8位、3位の東洋大学は23位だ。

 今回の優勝で東海大学の「ネームバリュー」は飛躍的に上昇しそうだが、大学関係者の間では早くから偏差値の割に就職に有利な“お得大学”として知られている。特に看板学部である工学部の「航空宇宙学科・航空操縦学専攻(定員50人)」は、エアラインパイロットへの最短距離。2006年に日本初で設置された大学のパイロット養成コースで、4年間の学費約730万円(ほかに米国留学費用)でライセンスを取得した卒業生は、全員がパイロット訓練生として航空会社に就職している。入学難易度は54(ベネッセ調べ)と比較的入りやすい学科だ。

「箱根駅伝の優勝がすぐに結果に結びつくかは分かりませんが、OB・OGの満足度は上昇していることと思われます」(前出の広報担当者)

 卒業生が母校を高く評価するきっかけになりそうだ。