【彼氏に不満を言えない】本音を分かり合ったカップルになるために「今」できること

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今でこそ彼氏ができたら「いやそれ違うじゃん!」「私はこう思ったんだけど」とバンバン言える私ですが、数年前まではどんなに不満があっても、彼氏に伝えられませんでした。
しかし、DVを受けたり金銭トラブルに巻き込まれたりしているうちに「まあいいか!じゃ絶対済まされないよね?」と疑問を抱くようになり、意を決して自分の意見を言おうと思うように…。


似たような悩みを抱えている女性、たくさんいると思うんです。
「彼の意見や行動に不満があるけど、いざ顔を見ちゃうともうどうでも良くなっちゃう!」みたいな。
今回はそんな悩みを抱える女性が、彼に自分の意見をぶつけるにはどうしたら良いかを徹底的に考えてみたので、心して読んでね!

■「まあいいか」は自分の幸せを壊してしまう

彼に何か言われてモヤモヤしていた気持ち。
その思いを伝えようと思っていたのに、会ってみたら、いつもの笑顔を見たら…
「やっぱり好き♡」ってなっちゃいますよね〜!すっごい分かる!


自分が抱えていた不満、彼の嫌な部分、ぜ〜んぶ吹き飛んじゃう感じ。
それが「まあいいか!」に繋がっちゃうんですよね!




でも、その「まあいいか」って実は自分が抱えている“本当の感情”じゃない可能性があるのです。


大学生の時にこんな経験をしました。
当時付き合っていた彼氏と電話をしていた時のことです。




彼「お前、私服ダサいから一緒に歩きたくないんだよな」
私「…そうかあ」(何を言っているんだろう)
彼「もう少しおしゃれになってから俺の隣歩けよな〜」
私「う、うん…」(どういうつもりで言っているんだろう…?次会った時に聞こうかな)




今思えば電話している時に「どういうつもりで言っているの?」と聞けばよかったのですが、当時、そんな勇気は持っていませんでした。
「顔が見えない状態であれこれ言っても気まずい思いをするだけ」と都合のいい言い訳をつけて、自分の意見を伝えるのを避けていたんです。




そして後日、彼と会ってデートをしたわけですが…


\ 自分の不満とか忘れちゃった☆ /


彼の顔を見たら本当にどうでも良くなっちゃって、ニヤニヤとデートを楽しんでいたわけです。


というか、楽しんでいたつもりでした。そう、彼に指摘されるまでは。




カフェに入った時、彼がこう言ったんです。


「今日、楽しくなさそうじゃん。何かあったの?」


自分では気づかなかったのですが、どうも不機嫌な顔をしていたようなんです。
そう指摘されて私自身も「そういえば、電話のことで怒っていたんだ」と思い出しました。




でも、せっかくのデートを台無しにしたくないし、目の前には大好きな彼がいる。
もうこのことは言わなくていいと思ったので、「何でもないよ」と答えました。でも「絶対そんなことない」と言い返す彼。
そこから「何でもない」「そんなことない」の言い合いが始まりました。


最終的には彼が折れましたが、デートが終わって1人になった時に考えたんです。




私、もしかしたら自分の不満を押し殺していたのかもしれない…と。




自分では「まあいいか〜」と納得していたつもりでも、根本的には解決していなかったから、その感情が顔に出ていたようです。


こんな感じであなたも「彼に言おうと思っていた不満、忘れちゃったー!」と思ってはいても、気づかないうちに「私は言いたいことがある!」という表情を出している可能性があるのです。




彼に「言いたいことがあるなら言えよ!」と言われてしまうと、あなたが思っている「まあいいか」は“本当のまあいいか”にはなりません。
恋愛では、自分の言いたいことを押し殺す=自分自身を殺すことにもなるのです。


ということはですよ。
自分で自分の幸せを手放していることになるんです。

■「ケンカをしない=幸せな仲良しカップル」とは限らない

「でも私、別に言いたいことを押し殺しているワケじゃないし!自分のなかで消化させているし、彼とはケンカをしない仲なの。それが幸せなの」


その気持ち、痛いほど分かります…。ケンカをしない関係、憧れますよね。
順調に付き合っているように思えますし、大人な安定したカップルに見えます。




ですけど、本当にそれって幸せなんですかね?
「ケンカをしない=幸せ」って、本当に成立するんですかね?


私は、そんなことないよと言いたいです。


確かに、ケンカをしないのは理想です。
私も、好きな彼とバチバチするのは、できれば避けたい。
でも、思うんです。




「ケンカをする幸せも、存在して良いんじゃないかな」って。


「私はこうに思ったんだけど」とあなたが発することで、大喧嘩に発展する可能性だってあります。
そのケンカがこじれて、彼とはダメになってしまう…というのも正直否めません。




でも、これって見方を変えれば“2人を幸せにしてくれるチャンス”と捉えることができるんです。本当の気持ちを伝え合えれば、変に遠慮していた距離感がなくなったり、言葉にできなかったわだかまりがなくなったりする。


そう考えれば、ちょっとだけケンカをすることに前向きになれませんか?
だって、あなたも彼も、お互いの気持ちを理解できて、もっと仲良くなれるんですよ。


本心を語らいならがら歴史を刻んでいける…こんな幸せあります?最高すぎません?


ほら!少しずつ、ケンカを恐れず、彼に本音を話してみようという気になってきたでしょ!






「嫌われたくない」からって、我慢する恋愛はもうやめよう


先ほど私が話した「何でもない」「言えよ」のやり取り。
これもケンカにはなりますが、ただただ体力を消耗するだけの、終わりの見えない不毛な時間と言えます。


こんなケンカをするくらいなら、最初から勇気を出して自分の不満をぶつけてケンカをした方が“2人の幸せ”に直結します。






振られるのが怖いですね。嫌われるのも怖いですね。傷つきたくないですよね。


でも「振られたところで」「嫌われたところで」「傷ついたところで」…これらの先に待っているのは“涙”です。
涙で一時的に前は見えなくなっても、未来まで見えなくなることはありません。
未来が見えるまで、目が腫れるほど泣けば良いんです。




だから、心の中で「まあいいか」と思うのはもうやめましょう?


自分の本心を見て見ぬフリする人が、彼のことを幸せにできるはずがないんです。
あなたの我慢で成り立つ幸せを、彼は求めていません。


彼に我慢されていたら、あなたもあまり良い気分しませんよね。
これがもし逆の立場だったら「私が気づけなかったせいで…」と、自分で自分のことを責めてしまうことだってあるかもしれません。
そんな状況に彼を追いやってしまうと、より“恋愛の幸せ”から遠ざかってしまいます。






あなたが我慢する
 
彼がその我慢に気づく
 ↓
「気づけなかった…」「どうして言わないんだ」となる
 
険悪な雰囲気になる






こんな負のスパイラル、続けば続くほど彼との付き合いが楽しくなくなっていきます。
せっかく好きで付き合った彼なのに、不満を言わずに関係を悪化させる行動ばかりするのは、もったいないです!




楽しいことばかりではなく、不満や意見のすれ違いも受け入れるつもりで、彼もあなたと付き合っているはずです。怖がる必要なんかありませんよ。


それでもし別れてしまったら、それまでの人だったってこと。


実際、私が過去に本音を伝えた結果、お別れした男性は、その後あまり良い話を聞かないので「あぁ、それまでだったんだ。付き合い続けなくて良かった」と勝手に思っています。
その時を切り抜けたとしても、いつか別れる運命だったのだと考えています。

■まとめ:「まあいいか」と思わず、彼に不満を伝えるためのポイント

さて今回は、彼の嫌な部分を見ても「まあいいか」と思って自分の不満をぶつけられない人に向けて、意見を言うことの大切さを書いてきました。


今日話した…
♡「まあいいか」と思っているつもりでも、実は表情に出ている
♡ケンカをしない=幸せとは限らない。本心をぶつけよう
♡お互いを理解するためのケンカは必要!「まあいいか」と思うのはやめよう
♡あなたの我慢で成り立つ幸せを、彼はまったく望んでいない


この4つを、ぜひ覚えておきましょう。
そうすれば彼に対して自分の意見が言える上に、対等なお付き合いができるようになります。今よりもっと幸せになる恋愛をしてくださいね。(恋愛コラムニスト・官能小説家/ヤジマ ユウキ)


(ハウコレ編集部)