(写真)横田基地に配備されているC130J輸送機

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 静岡県裾野市の陸上自衛隊東富士演習場近くの工業団地にパラシュートが落下した事故(12月19日)で、防衛省は自衛隊が保管していたパラシュートについて在日米軍横田基地(東京都多摩地域5市1町)配備の米空軍C130J輸送機から落下したものだと確認しました。落下場所は、近くに東名高速道路も走っています。一歩間違えば重大事故につながりかねない危険な訓練が、日常的に繰り返されています。(佐藤つよし)

 防衛省北関東防衛局が横田基地周辺自治体に提供した情報によると、パラシュートが発見されたのは、演習場南端部西側の富士裾野工業団地付近。19日午後4時ごろ、近隣の事業所から、陸自板妻駐屯地に「パラシュートが落下した」との連絡がありました。同日午後4時半ごろ同駐屯地が事業所に出向き回収。同21日に米軍が、パラシュートが米軍機から落下したものであることを確認し、回収しました。パラシュートは長さ約4・57メートルとしています。

 落下場所に隣接する東富士演習場南端部には、C130輸送機が所属する横田基地の米空軍第374空輸航空団が2カ所の「投下帯」を設定しています。投下訓練も頻繁に実施されています。裾野市によると、12月だけでも事故があった19日のほか12〜13日にも、午後2〜6時に米軍のプロペラ機4機による物量投下を含む演習場上空の飛行が通報されていました。

 東富士演習場では16年3月22日にも、C130輸送機からパラシュート降下した陸軍兵士が、御殿場市の工場の駐車場に誤って降下する事故を起こしています。ちょうど今回の落下地点から米軍の投下帯のある演習場南端部を挟んだ東側です。