地球から64億キロ離れた宇宙空間に浮かぶ天体「ウルティマトゥーレ」。これまでに米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニュー・ホライズンズ」から届いた中で最も鮮明な画像。NASAが公開(2019年1月1日撮影、同2日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」が到達した、人類の宇宙探査史上で最も遠い天体「ウルティマトゥーレ(Ultima Thule)」は、巨大な雪だるまのような形をしていた──。NASAの科学者チームが2日、ニュー・ホライズンズから届いた初の鮮明な画像とともに発表した。

 ウルティマトゥーレは地球から約64億キロ先の宇宙空間に浮かぶ氷に覆われた天体。ニュー・ホライズンズは1日、フライバイ(接近通過)に成功していた。

 科学者たちは今回の詳細な画像を基に、ウルティマトゥーレは2つの球体が重力によって互いに少しずつ引き寄せられ、衝突して形成されたと確信している。これは科学上の大きな発見だ。

 ウルティマトゥーレは2014年に発見された天体で、宇宙探査機によって発見されたものとしては最も遠くにあるほか、最も古い可能性もある。

 1日のフライバイ以前には、ウルティマトゥーレの画像は不鮮明なものが1枚あるだけで、ボウリングのピンや落花生のような細長い形に見えていた。

 最新の画像はウルティマトゥーレまで約2万7000キロの位置から撮影されたもので、1画素当たり140メートルの精細さ。NASAの調査チームを率いるアラン・スターン(Alan Stern)氏は記者会見で、鮮明な画像を披露しながら「もうボウリングのピンではありません。言うなれば、雪だるまです」と喜びをあらわに語った。

【翻訳編集】AFPBB News